プロのテックサポート導入のメリットとは

プロが解説！
企業のIT入門

第3回 プロのテックサポート導入のメリットとは

テックサポートの内容

コンピュータのハードウェア、ソフトウェアに関するテックサポートでは、主にVPN（バーチャル・プライベート・ネットワーク）などネットワークの設定や管理、ファイルのバックアップ、その他一般的なコンピュータにまつわるトラブル、企業ではコンピュータ関連のハードウェアのインストール、ソフトウェアの問題解決なども支援しています。

まず、ファイルのバックアップについて説明します。データを指定されたスケジュールでバックアップすることにより、人的ミス、ハードウェアの障害、災害などによるデータの紛失を免れることができます。企業の場合、バックアップするのは社内サーバーまたはクラウドなどです。

また、ネットワークの設定や管理により、オフィス全体のコンピュータをサーバーにつなぐことで、IDとパスワードの管理、外部からのネットワーク・アクセスの制限、ファイルの共有などができます。その他、一般的なコンピュータの問題にも対応しています。

テックサポートの流れ

以上のことを可能にするには、最初にハードウェアの設置や追加、さらに専用ソフトウェアの購入といったことが必要になります。各社でニーズが違うことから、実際にテックサポートに来てもらって、何がしたいのかを相談してみると良いでしょう。通常、これらのサービスは、契約をして定期的に来てもらうオンサイトの形を取る企業が多く、それに加えて電話やリモートでのサポートをしてもらえます。

毎回のメンテナンスでは、サーバーのエラー確認、エラーがあった場合はその対処、容量の確認を行います。各ユーザーがバックアップしているファイルなどが増えてくると、ハードドライブの容量が足りなくなってきますので、その都度対応します。また、Windowsのアップデート、ウイルス対策ソフトウェアのアップデート、アップデートに伴うサーバーの再起動などを行い、ユーザーが問題なく円滑にコンピュータを使用できる環境を維持します。