Home ビジネス 企業のIT入門 企業ネットワークのセキュリ...

企業ネットワークのセキュリティー対策

プロが解説!
企業のIT入門

第2回 企業ネットワークのセキュリティー対策

脅威からネットワークを守るファイアウォール

攻撃の標的とされやすい企業ネットワークには、システムのダウン、情報漏洩を防ぐため、ファイアウォールやウイルス対策ソフトなどの導入が不可欠です。

まず、ファイアウォールとは「防火壁」という意味で、外部からの不正なアクセスを社内のネットワークに侵入させない機能のこと。外部からの不正な通信を遮断したり、許可された通信だけを通過させたりと、ネットワークに接続した環境では必須と言える情報セキュリティー対策ツールです。ハードウェアまたはソフトウェアがあり、費用は数百ドルから3万ドル以上。バラクーダ、シスコ、フォーティネット、メラキなどのブランドが知られています。設定されたルールに基づき、ネットワークをダウンさせる可能性のあるトラフィックをブロックするほか、特定のソフトウェアを許可または拒否することもできます。有名なトロイの木馬プログラムやワームウイルスなどとわかると、自動的に削除するか、コンピュータやサーバーに到達しないようにします。

企業は高機能ウイルス対策ソフト導入も検討を

ファイアウォールだけでは万全と言えず、企業ネットワークにおいてはウイルス対策も重要。ほとんどのコンピュータにはすでにウイルス対策機能が組み込まれていますが、基本的なレベルにとどまります。個人レベルでは十分でも、企業ではさらに高機能のウイルス対策が必要です。

信頼できるソフトウェアのブランドとしては、カスペルスキー、マカフィー、シマンテック、ビットディフェンダーがあります。送受信トラフィック、ファイルのダウンロード、受信したメール、クリックしたリンクを静かに監視し、ウイルスが検出されたら警告を出します。検査するためにウイルスを隔離し、自動的に削除します。費用は、たとえばカスペルスキーの場合、3人以上のユーザーで約140ドル。シマンテックのエンドポイントはカスタマイズ可能で、クラウド環境にも適用でき、Microsoft Azure、Amazon S3、Office 365と互換性がありますが、Microsoft Exchange Serverはサポートしていません。オフィスに合ったウイルス対策を見つけましょう。ただし2つ以上導入するのは、動きが遅くなるのでおすすめしません。

パスワード設定も抜かりなく

システムに入るためのパスワードも重要。xxxx1234、xxxx001などの単純なものは、どうぞいらしてくださいと言っているようなものです。@xx2xx!x#5$など複雑にして、定期的に変更を。簡単でコストもかからない基本的なセキュリティー対策です。

Pacific Software Publishing, Inc. (PSPinc)
Building Software to Help Your Business Grow

1404 140th Pl. NE., Bellevue, WA 98007
☎1-800-232-3989、☎425-957-0808、support@pspinc.com
www.pspinc.com

PSPincは1987年にマーサーアイランドで創業。自社開発のソフトウェア、自社管理のデータセンター、熟練した技術者によるサービスにより成長を遂げ、現在はスモール・ビジネスから大企業までの4万社以上のクライアントを抱える。企業向けITメンテナンスも好評。自宅から安全に、能率的に作業できるようサポート体制を整える。日本語での問い合わせ可。

PSPincは1987年にマーサーアイランドで創業。自社開発のソフトウェア、自社管理のデータセンター、熟練した技術者によるサービスにより成長を遂げ、現在はスモール・ビジネスから大企業までの4万社以上のクライアントを抱える。企業向けITメンテナンスも好評。自宅から安全に、能率的に作業できるようサポート体制を整える。日本語での問い合わせ可。