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日本語学習を通し、人間としても成長して欲しい ~バラード・ハイスクールの例~

2020年度シアトル学区
日英デュアル・ランゲージ・イマージョン・プログラム実施校スクール・ツアー

シアトル学区で提供する日英デュアル・ランゲージ・イマージョン(以下DLI)・プログラムでは、2000年の開始以来、何百人もの生徒が学んでいます。1月に実施される各スクール・ツアーでは、その気になるシステムや学校生活が紹介されます。

ウォーリングフォードにある公立小学校のジョン・スタンフォード・インターナショナル・スクールとマクドナルド・インターナショナル・スクールの2校では、英語で半日授業、もう半日は日本語またはスペイン語で授業を受けられる。どちらも、シアトル市内在住であれば申し込めるオプション・スクールだ。期間中にシアトル学区のウェブサイトから希望校申込書を入手し、オフィスまたはメールで提出する。応募者多数の場合は抽選。目標言語のネイティブ・スピーカーまたは目標言語を母国語とする親の元で育ったヘリテージ・スピーカーには優先枠(日本語面接あり)も用意されており、昨年11月6日に開かれたスクール・ボード・ミーティングでは優先枠を拡大して20%にすることが投票により承認された。編入希望の場合、小学2年生以上は試験を受ける必要がある。詳細は問い合わせを。なお、2校を卒業後は、同じウォーリングフォードで、中学生はハミルトン・インターナショナル・スクール、高校生はリンカーン・ハイスクールで、日英DLIプログラムを継続できる。

John Stanford International Elementary School
日時:1月29日(水)9am〜10am/5:30pm〜6:30pm
場所:4057 5th Ave. NE., Seattle, WA 98105
問い合わせ:☎206-252-6080

詳細:http://stanfordes.seattleschools.org

McDonald International Elementary School
日時:1月30日(木)8:15am〜9:15am/5:30pm〜6:30pm
場所:144 NE. 54th St., Seattle, WA 98105

問い合わせ:☎206-252-2900
詳細:http://mcdonaldes.seattleschools.org

※オプション・スクール入学申し込み
受付期間:2月3日(月)〜2月14日(金)
申し込み・問い合わせ:Seattle Public Schools Admissions Center
2445 3rd Ave. S., Seattle, WA 98134
☎206-252-0760、admissions@seattleschools.org
詳細:www.seattleschools.org

※DLIプログラム
問い合わせ:☎206-252-0191、tbwilliams@seattleschools.org(Dr. Thad Williams)

日英DLIプログラム実施校PTA ソーシャル・ミーティング
「シアトル学校 ともだち」 開始!

親族の半分は日本人という日本にルーツを持つハイディさん

「先生、生徒、ファミリーのサポート」、「日本と日系アメリカの文化継承」、「国際教育、2言語イマージョン、世界言語教育の推進」を目的に始まったイベント。昨年11月21日は初回ということもあり、今後の活動方針のすり合わせや意見交換、参加者同士の自己紹介が中心となった。用意された煎茶や茶菓子を楽しみながら約1時間、各参加者から子どもの日本語学習状況、家庭の文化背景、日本語の書籍やリソースの必要性などの話題がシェアされた。シアトル市教育委員会(SPS)国際教育主任を務めるサド・ウィリアムズさんも出席し、日英DLIプログラム継続に向けて、これからも各校や保護者たちと協力し、教師支援強化やリソース提供、ヘリテージ・スピーカーの優先枠拡大による多文化共生の推進を目標として力を尽くすことを約束した。

同イベント発起人であるハイディ・ライツマンさんは、「息子は9月にジョン・スタンフォード・インターナショナル・スクールからハミルトン・インターナショナル・スクールに進学。2019年度から、リンカーン・ハイスクールまでの日本語プログラム継続が決まり、公私共にコミュニティーをまとめるタイミングだと感じました」と、開始に至ったいきさつを説明。「これまで6年、さらに7年、子どもが日本語を学べる環境にあると思うとワクワクします。チャレンジングな環境で日本語指導に当たる先生方には本当に感謝しています」。今後も定期的に集まり、みんなが気軽に情報交換できる場にしたいと、ハイディさん。また、メールでニュースレターを配信するなどして、集まりに出て来られない人たちにも広く情報共有していくことを明かした。

 

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