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SIJP主催 第2回茶ッカソン

SIJP(シアトルITジャパニーズ・プロフェッショナルズ)主催の「第2回茶ッカソン」が5月30日、シアトル、ワシントン大学で開催された。 取材・文・写真:坂口範光 2審査風景ー使用 イベントの様子をYouTubeでライブ中継 今回はYouTubeを使ったライブ中継を導入したり、審査員がサンフランシスコや東京からインターネット電話を使って参加するなど、IT団体らしい新しい試みが加わった。審査員は、Tozai Gamesのエグゼクティブ・プロデューサー、スコット津村さん、マイクロソフト社オペレーティングシステムのプリンシパルリードを務める鷹松弘章さん、世界クリエーター創設者スティーブ坂梨さん、第1回茶ッカソン司会を務めたニフティの河原あずさんの4人。 準備の時間が取れるようにとの主催者側の配慮で、今回は事前にFacebookに同イベント専用ページが設けられ、Facebookを通して参加者のアンケート回答をもとに9つのチームが編成されたそのためほとんどのチームがイベント当日までにアイデアを練る時間を持てたようだ。参加者は35人でその8割が留学生。テーマ「留学生活をより充実したものにするにはどうすればよいか」は身近であるだけに、各チームとも留学生が抱える様々な問題の解決方法について真剣に取り組んだようだ。 ディスカッション風景3位チーム 留学生活を楽しく豊かに送るために あったらいいサービス 「アイデアの面白さ」、「実現可能性」、「継続性」、「拡大性」、「新規性」、「IT活用の有無」を基準に厳正な審査が行われた結果、審査員全員一致で優勝に輝いたのは「留学生の暮らしをよりよいものに」という切り口をテーマにしたチーム「Next Innovation」。 シアトルの夜道で危険な思いをしたという経験をもとに考案された「Frog」というアプリは、「家に帰る」と「暮らしを変える」という2つの「かえる」から名付けられている。夜間の外出を安全にできるように、行政機関が発行している犯罪発生マップを使いやすく改良してより安全なルートを紹介するほか、タクシーやホテルとも連携できるようになっている。需要と実現性の高さに加え、既存のサービスを上手く利用するこのアイデアは審査員から断トツの高評価を得た。 2位は、短期留学生の生活を豊かにする情報共有Webサービスを提案した「ささみ軍団」。「実際に留3位に選ばれたのは「外国人との交流」がテーマの「Coupin Touch」。留学中にいろいろな人と出会う機会はあるものの、その出会いが友人関係などに発展しないという悩みに着目したサービスだ。CouponとKeep in touchを掛け合わせたこのサービスは、アプリを通じて人を集め、提携しているレストランに行くと、人数に合った割引をしてもらえるというもの。留学生の友達作りと同時に飲食店側にも集客効果があるという点が審査員に評価された。 3優勝チーム 3位に選ばれたのは「外国人との交流」が テーマの「Coupin Touch」。留学中にいろいろな人と出会う機会はあるものの、その出会いが友人関係などに発展しないという悩みに着目したサービスだ。CouponとKeep in touchを掛け合わせたこのサービスは、アプリを通じて人を集め、提携しているレストランに行くと、人数に合った割引をしてもらえるというもの。留学生の友達作りと同時に飲食店側にも集客効果があるという点が審査員に評価された。 4優勝チームのプレゼン 「完成度の高いアイデアが生まれた」 いずれのチームもアイデア、本番のプレゼン共にしっかりと準備されていたため、審査員も順位を決めるのに難航したようだ。優勝チームにはGoogle、Amazon、マイクロソフトの中から一社の企業見学、上位チームにはGoogle社のTシャツ、マイクロソフト・グッズと茶ッカソンのスポンサーである伊藤園から「お〜いお茶」1ダースが贈られた。 SIJP代表の今崎さんは、今回のイベントについて「事前の準備時間を与えることによって深いところまで話し合いをして欲しいというこちらの狙い通り、各チームとも着眼点が優れ、完成度が高かった」と満足な様子。当日のプレゼン、イベントの様子はSIJPのホームページからYouTubeにアクセスし観覧可能。 シアトルITジャパニーズ・プロフェッショナルズ sijp.org youtu.be/uUZh2rcpSs0 ◆茶ッカソン◆ 「お茶」と「ハック」とを組み合わせた造語。様々なバッググラウンドの人々がお茶を飲みながら集まり、共通の議題に対して問題解決のための画期的なアイデアやイノベーションを生み出す場のこと。シアトルでは今年の1月にSIJP主催の第1回茶ッカソンが行われた。 1茶ッカソン集合写真2