旬の食材を食べ、ほどよく体を動かす、そんな理想的なダイエットをしてみませんか? 今回は、体と季節と食べ物の関係について、そして旬の野菜レシピを料理家の本多ゆかさんに寄稿していただきました。さらにアスリートが伝授するダイエット法とタバタ式トレーニングのご紹介。ジュースクレンズのジュースボックスにも行ってきました。
取材・文:越宮照代、山添史、山本夕紀、藤原佑衣 写真:越宮照代、藤原佑衣、山本夕紀
- 春のデトックスを助ける食べ物
- 4分で1時間の運動効果 タバタ式トレーニング
- コールドプレスジュースでジュースクレンズ ジュ-スボックス(juicebox)
- アスリートが伝授するダイエット
ジュ-スボックス juicebox
ここ数年、日本でもジュースクレンズという言葉が浸透してきた。コールドプレスと呼ぶ、素材の栄養分を逃がさない製法で絞ったジュースで、消化器官を休めて体のデトックスを行うものだ。
キャピトルヒルの「ジュースボックス(juicebox)」はコールドプレス・オーガニックジュースのジュースクレンズとオーガニックフードの専門店で、キャピトルヒルのファーマーズマーケットのジューススタンドが発祥。
店に入った瞬間、新鮮な野菜の香りがたちこめる。ショーケースに並べられたボトルジュースや、壁にかかるアート作品、森のような静かな雰囲気とスタッフの活気で、居心地のいい空間だ。
オーナーの1人、カリさんは、元パシフィック・ノースウエストバレーのバレリーナ。職業柄、食生活には特別気を使っていたという。メニューはすべてスタッフ全員で考えて作るオリジナルだそう。旬の野菜を使うため、メニューも季節によって頻繁に変えるとか。
この日選んだのは、まずカリさんがいつも飲んでいるというグリーン(12oz $7.5)。緑野菜のケール、セロリ、キュウリに、レモンとリンゴを加え、柑橘系のジュースのような爽やかさで、セロリの苦手な私でも意外に飲みやすい。新鮮な緑の野菜の香りは人によって好みが分かれるところだろうが、レモンが野菜臭を緩和して甘みだけが残っている。
次に、冬にぴったりの体を温めるジュース、ターメリック・ゴールド(12oz $7.5)を飲んでみた。ターメリックの香りと生姜のピリピリ感が、人参、ヤム芋、リンゴ、オレンジのまろやかな甘みの中に溶け込み、好きになったらハマってしまいそう。ジュースは、要望に合わせてできる範囲でカスタマイズしてくれるそうだ。
フードメニューも健康的で、キヌアサラダ($11)は、キヌア、コリアンダー、ベビーレタス、ラディッシュ、アボカド、塩漬けライム、クミン、カボチャの種、スモークパプリカ、ビネガー。シードがアクセントになっていて、ビネガーの軽い味付けで野菜のうまみが堪能できる。他にも、ココナッツミルクのヨーグルトを使ったパフェや、グルテンフリーのブレッドを使ったサンドウィッチなど試してみたいものがいろいろ。
ジュースクレンズでは1日に16オンスのジュースボックスオリジナルのボトルジュースを6 本飲むそうだ。飲みごたえのあるジュースなので、空腹で耐えられなくなる心配はなさそう。一番人気は3 日クレンズ($195)で、1 日クレンズ($65)もある。「体重を減らすためというよりは、体をリセットするためのもの。私も、季節の変わり目に年4 回、3 日クレンズをしています」と、カリさん。決して安くはないが、身体へのご褒美として栄養をとり、日々の食生活で荒れた体内をリセットするには、いい方法かもしれない。
juicebox
1517 12th Ave. Suite 100, Seattle,
WA 98122
☎︎ 206-607-7866
営業時間:月~金 8am~4pm
土・日 10am~5pm
juiceboxseattle.com/pages/juice-bar-cafe
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