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結婚式準備

国際結婚あれこれ

アメリカ人のマイケルと遠距離恋愛を経て国際結婚に至った日本人のよっぴー。自らの経験を通して楽しかったことや学んだこと、思いもよらないカルチャーショックなどを振り返ります。

国際結婚では、結婚式を日米のどちらで行うか悩むことがあります。私の場合、婚約者ビザからグリーンカード(永住権)への切り替え申請中だったため、シアトルで挙式することにしました。申請すれば日本への帰国は可能ですが、アメリカへの再入国を保証するものではないため、アメリカに戻る際に不法滞在を疑われるリスクもあります。心配性の私は、無事にグリーンカードが取れるまで日本への帰国は避けたいと考えました。

アメリカの結婚式は、ダンスの時間があったり、日本ほどしきたりを気にしなくても良かったりと文化の違いはありますが、挙式のあとに披露宴をするという流れは日本と変わりません。DIY精神の強い文化のせいかブライダル業者の介入は少なく、かかるお金も人によってかなり開きがあるのはカルチャーショックでした。自力で準備をする場合、負担は大きいもののこだわろうと思えばどこまでも手の込んだことができるので、手作り好きの人には向いているかもしれません。費用もかなり抑えられます。

プロのブライダル・プランナーに頼むことも考えましたが、見積もり金額を見ると予算オーバーとわかり、自力で準備をすることにしました。不安もありましたが、始めてみるとこだわりが芽生え、フォトブースや高砂、名札、飾りなど細部まで作り込むほどのめり込み、楽しい時間となりました。会場探しをしていて、意外と穴場だったのが公立のイベント施設。挙式と披露宴が同時にでき、十分な駐車場もある場所を見つけ、市を通して1日レンタルしました。テーブルとイス以外は自力で用意をする必要があったため、テーブルクロスやカトラリー、グラス類は当日朝にトラックで搬入。お酒はリカーショップでまとめ買いをし、オーダーして前日に受け取っていたブーケやケーキを持ち込みました。日本から船便で届いたドレスがサイズ違いというハプニングもありましたが、業者にお直ししてもらい、なんとか間に合いました。司会や牧師、音響、飾り付けなども親族と友人たちが協力してくれたおかげで、思い入れの詰まった素敵な結婚式となり、一生の思い出です。

ただ、ここまで準備をしておきながら、うっかり失敗したことも。結婚式の3日前に衝動的に前髪を切りたくなった私は、なぜか自分でカットし、しかも失敗してしまいました。準備を頑張った反動で、冒険心が芽生えたのでしょうか。ヘアアレンジでカバーできたものの、これから結婚式を予定している方は、計画的に美容室を予約しておくと安心かもしれません。

よっぴー
子どもの頃に家族とワシントン州で約3年間暮らしたことをきっかけに、社交的で優しいノースウエスト地域の人々が大好きになる。高校、大学と英語を専攻後、都内の貿易会社で6年間、事務を担当。ひとりっ子だからか、単独行動やひとり旅を好む。趣味は映画鑑賞とお酒を飲むこと。