Home アメリカ生活 みやこのあなたのお役割に拍手 男と女の違い

男と女の違い

 

こんにちは、みやざきみわです。もうすぐシアトルは夏本番で、最高の季節ですね! 日本も今の季節は朝早く太陽が昇ります。私が住んでいるのは、伊勢神宮の内宮と外宮の真ん中に位置する山の上。夏はクーラーいらずで涼しくていいのですが、今はまだ少し肌寒いです。

さて今回のテーマは、前号で前振りした「なぜ男性は怒りん坊なのか」という話です。

例えば、ご主人や彼氏が運転する車に同乗している時、マナーの悪い車に出会ったとします。そんな時に「もうなんだよ!」と男性が声を荒げたりするシーンに遭遇したことってないですか? そんなことを口に出さなくてもいいのに……と感じたことはないですか?

怒りは誰にでも起こる感情です。でも男性とは違って、女性は怒りを美徳としないのです。女性特有のセリフに「別にいいんだけどね……(と言いつつ全然良くない)」という言葉があります。本当は腹が立っているけれど、女性は本能的にその行為を美しくないと感じるので、感情を隠しているのです。

もちろん、怒りを感情的にぶつけても解決はしません。けれど女性の皆さん、男性の本能というものを理解しておいてあげましょう。そして、怒りは悪いだけのものではありません。

「怒」の文字の根本原義に「労働」という意味があります。怒りは一見すると良くない感情のようですが、ビジネスをしていく上ではパワーとなってくれることもあります。「なにくそ!」「今に見てろよ!」など、商売の火種となる感情なのです。

マイナスに見える感情も、認めてあげることが大切です。例えばあなたが誰かを嫌いになったとします。それはいけないことではないです。罪悪感を持つ人もいますが、やめてください。

これは以前受けたご相談の一つです。姑さんとの同居でうまくいかず、ストレスで過呼吸にまでなってしまったF子さん。彼女が「姑は悪い人ではないんだけどね」と言うんです。私はこう言いました。「嫌いになっても良いんだよ。まずは嫌なら嫌って認めないと、また好きになるチャンスも来ないからね。自分の感情に向き合うって大事なことなんだよ」って。それを聞いて、彼女はスッと楽になったそうです。

嫌なことは嫌でも良いんですよ。自分の嫌な感情に向き合うことも必要です。それは自分を大切にするということです。自分の全てを受け止めて生きていく方が、人生の歯車は円滑に回ります。

今回の結論は、男性はロジカルな分感情はストレート、女性は感性豊かな分感情を表現しないということ。覚えておいてくださいね。あなたの横にいる彼は、あなたに自分との違いを教えてくれる「スペシャル魔法使い」ってことをね。

ところで、「え? みやざきさんでも傷ついたりするんですか?」とさっき言われました(一応は生身の人間なので当然です!)。次回はそんな時にどうするかの話をしたいと思います。いつも読んでいただいてありがとうございます。また来月号でお会いしましょう~!

[お役割]

通称みやこ。1967年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。『13の性格』著者。オリジナルの人間学「13導」を用いて、「みんな違ってみんないい」をモットーに資質、才能を伝える。現在は名古屋にオフィスを構え、自称「御用聞き」としてお悩み解決に国内外を飛び回り、若いスポーツ選手や経営者をもチャンスへと導く。最近では、良き日本文化を海外へ広める社会貢献としての活動も行う。自身のお役割は8番の「交流」。リモートによる社員研修や個人セッションをインスタグラム(@miwa_micco)で受け付ける。