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緑茶ハイとハイボール

今回のテーマ

人の縁を理解するのは勇気が要る
たまに恋愛コラムを書くと、すごく反響があります。この世はやはり何事も、「恋がベース」なのかもしれません。今日はそんな話から始めていこうと思います。

私の会社ではリクルート業務もありますが、これだって恋愛と一緒ですよね。「なんか、最近の彼に満足できない」と思っているところに、「君の願いを叶えてあげる」と、新しい素敵な彼が現れたら?乗り換えもあり得るわけです。それと同じく、転職だって、現職に満足していたら、聞く耳なんて持つはずがない。恋だって相手に満足していたら、新しい恋には行かない。このたとえ話、世の中の立派な男性が聞くと、ふざけた例題のように思えるかもしれません。でも、結局は人間のすることですから。転職だって恋愛と同じなのは事実です。

さて先日、ある学者の方と、リクルートの話から恋の話に発展しました。それで私がたとえたのが、やはり私らしく「お酒」(笑)。お酒の席だったというのもあるのですけれどね。自分はとても緑茶ハイ(焼酎のお茶割)が好きなのに、ハイボールを緑茶ハイと言って飲んでいるというストーリー。つまり、ハイボールは自分に合っていないのに、ハイボールを飲み続けながら、緑茶ハイだって思い込もうとしているイタい人の話なのです。どこをどう味わってもハイボールなのに、緑茶ハイだと思い込もうとしている。きっと、最初は思い込みのスタートなのだけれど、どこかで本当は違うって理解している自分もいる。そんな自分に向き合わないといけないのに怖くて向き合えない。

これって恋愛でも、仕事でも、日常でやっている人、多くないですか?私もやってきたコトだらけです。何度傷つけられても、「そんな人じゃない」ってやつです。いや!そんな人だから!(笑)

目の前の人を自分の好みに合うよう創り上げて、認められないということは、自分の心に目を向けていないってことになりますね。そして、相手にも失礼なわけですよ。ハイボールなのに、「なんで緑茶ハイの味がしないの!」って怒られてもねえ。こういう恋愛をやっている人、結構います。

周囲からすると、冷静に見ているので、「イタいことしているね」って言われてしまいます。気が付かないのは当人だけでしょうか? きっと本当はわかっているんだと思います。それを認める勇気が、人には必要なのではないのでしょうか。私はそう思います。もしそれに気が付けたら、「私はハイボールを好きになる!」と転換するか、いっそ緑茶ハイを探す旅に出るか。さあ、どっち?このコラムを読んで、「私のことだ」って思った人、いませんか?

人の縁を手放すのも理解するのも、勇気が要ります。転職に悩んでいる方、その恋が本当はおかしいと思っている方は、1歩踏み出す勇気を持ちましょう。

ちなみに私は現在51歳で独身ですが、60歳までにパートナーを見つけようと思っています。全く諦めていないことをお伝えしておきます(笑)。このコラムでは恋愛相談も受け付けていますので、「相手を攻略する方法を教えてください」などあれば、私が伝授しますよ。それではまた来月!あなたがあなたらしい1カ月を送れますように。

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通称みやこ。1967年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。『13の性格』著者。オリジナルの人間学「13導」を用いて、「みんな違ってみんないい」をモットーに資質、才能を伝える。現在は名古屋にオフィスを構え、自称「御用聞き」としてお悩み解決に国内外を飛び回り、若いスポーツ選手や経営者をもチャンスへと導く。最近では、良き日本文化を海外へ広める社会貢献としての活動も行う。自身のお役割は8番の「交流」。リモートによる社員研修や個人セッションをインスタグラム(@miwa_micco)で受け付ける。