ゲーム文化を称える夏恒例の
大型イベント、パックス・ウェスト
取材・文:リー・ジャニス
今年もペニー・アーケード・エキスポ(PAX)が8月29日から9月1日のレイバー・デーまでシアトル・コンベンションセンターで開催され、大にぎわいとなりました。主催者によれば、なんと世界中から10万人以上のゲームファンが訪れたそう。任天堂の最新作体験デモやスクウェア・エニックスの特別ゲストが、会場の盛況を後押ししました。
開場まもなくガラスの割れる音で注目を集めたのは、ギアボックス・ソフトウェアのブースの最新作『ボーダーランド4』の企画として設けられたリッパ―・レイジ・ルーム(憤怒の部屋)。防具を着用した来場者が、透明な密室空間内でガラス瓶やマネキンなどをバットで破壊できるという豪快な参加型アトラクションは、まさに「ハック&スラッシュ」という戦闘型ゲームにふさわしい迫力で観客も熱狂していた。
任天堂ブースは人が絶えなかった
毎回注目度が高いパネルの特別ゲストには『ファイナル・ファンタジーXIV』(FF XIV)の伝説プロデューサー吉田直樹氏(愛称「吉P」)が日本から登壇! 今年4月にスクウェア・エニックスの取締役を退任したのちも、同社執行役員兼経営会議構成員として活躍している。FFファンには夢のような空間。会場内ではあちこちでFF VIIの主人公クラウド・ストライフに扮したコスプレイヤーとすれ違い、吉田氏へのリスペクトと作品への熱い愛をひしひしと感じた。また、今年アメリカ版がリリースされたばかりのモバイルゲーム『ウマ娘 プリティダービー』の推しキャラに扮する来場者の姿も目立ち、人気拡大間違いなしと踏んでいる。日本のコンテンツの人気を改めて体感した。
スピーカーとして登壇した吉田氏
技術革新を体感できるのもゲームイベントの魅力。VチューバーなどでなじみのあるVRだが、専用の靴を開発したEKTO VR社に話を聞いた。VR空間での移動は長年の課題で、従来は目的地を指定して一瞬で移動する「テレポート移動」しかなかった。しかし、同社がロボット工学やAI技術を基盤に開発した「VRブーツ」は厚底サンダルのような見た目で、ゴーグルと併用すると実際に歩いている感覚でVR空間を移動できる。来場者によるデモ体験も行われ、装着者がリアルタイムで歩行する光景に、強い衝撃を受けた。まるで現実のようにゲームの世界を歩けるその体験は、未来を感じさせる製品だった。
ポーズを決めるクラウドのコスプレイヤー
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