Home シアトル情報 シアトルブログ ルームメイトとジム通い

ルームメイトとジム通い

みんなの広場

ソイソース読者からの寄稿コーナー

ハダカデバネズミと感動の対面

パシフィック・サイエンスセンターに行ってきた。半年ぶりにハダカデバネズミに会いにきたのだ。今後いつでも会えるよう、年間パスも購入。 2時間ほどハダカデバネズミ展示の前にとろけるような目つきでへばりつく私と、こんな事態は予測済みの夫。暇つぶし用にスケッチブックを持参し、隣の水槽のウーパールーパーの絵を黙々と描いていた。そこに飼育員が「上手ですね」と声をかけてきた。会話が弾むうちに、なんとハダカデバネズミをケージから取り出して見せてくれるという。こんなに早く夢が叶うとは思わなかった……と感動のご対面。背中を飼育員につかまれた小さめのハダカデバネズミは私のスクリーンセーバーの写真と同じポーズをとってくれた。 どのくらいの頻度で掃除するのか、はしごを直した方が良いのではないか、女王は2匹いるのか、妊娠しているのか、個体の見分け方はあるのか……など散々質問したところ、「ボランティアのポジションが空いたら、紹介してあげますよ」と申し出てくれた。来て良かった。 (ハダカデバネズミファン/キャピトルヒル)

ルームメイトとジム通い

先日、友人宅で半年ぶりに体重計に乗る機会があった。結果から言うと、3キロほど太っていた。ここ数年、日本でどんなに乱れた食生活をしていても決して太ることはなかったので、ショックな出来事だった。そのことをアメリカ人のルームメイトに話すと「太ったとか以前に、あまりにも痩せすぎだよ」と言われてしまった。僕は筋肉質な方ではないが、日本人男性としては標準体形であるように思う。しかし、彼に言わせてみれば、日本人は皆痩せすぎで、不健康に見えるらしい。アメリカ人の友人たちは皆、ハリウッドスターのように筋骨隆々な体型を理想として、毎日のようにジムに通っているのだが、僕はそのようになりたいとはあまり思わない。しかし、太ってしまったからには、これ以上の体重増加は阻止せねばと、衝動的に彼と同じジムに会員登録。それからというもの、週に2、3回程度、彼と共にジムに通っている。僕より1周り、いや2周りは身体が大きいであろうアメリカ人に囲まれてトレーニングをするのはちょっと恥ずかしい気もするのだが、少し運動するだけで頭もリフレッシュされて清々しい気分になる。たるんだ生活を正して、健康的な生活を送るためにも、継続的に通おうと決意したのだった。 (勇気りんりん/シアトル)

政府から留学援助

春学期に、大学で英語学習者向けの授業を履修していた。3月のオリエンテーションの初日、教室に入るとポルトガル語とアラビア語が飛び交っていたのを覚えている。世界各国からの留学生が集まる中で一際大きなグループだったのが、ブラジルとサウジアラビアからの学生たちだったのだ。彼らとはよく遊んだりして時間を共にすることになった。聞いてみると、政府から援助を受けているのだという。留学費を政府に負担してもらっている代わりに、帰国後、国内の企業で一定期間働くという約束を交わしているのだそうだ。そんな彼らは、先日、来る新学期からアメリカ各地の大学に正規留学するため、散り散りに旅立った。もちろん、彼らの努力も大きいのだろうが、政府の援助を貰って留学できるなど、なんて素晴らしいことなのだろうと感心した。と同時に、今のサウジアラビアとブラジルの成長がいかに目覚ましいかということを強く感じた。自国の学生に投資しているそのような国々は、いつか先進国を脅かす存在になるかもしれないと、危機感を抱いたのだ。日本もつい最近、国費留学生の派遣プロジェクトを大々的に始めたとのニュースを見た。自分は親にお金を出してもらっている身だからこそ、なおさら彼らに負けないよう勉学に励まなければ、と感じた。 (自費留学生/ベルビュー)

身体障碍者に親切なアメリカのバス

私はアメリカに来てからよくバスに乗るので、日本とアメリカのバスの違いにいろいろ驚かされることがあります。ある時、足の不自由な人がバスに乗ろうとしたとき、バスがウイーンと音を立てました。バスの入り口の段差が小さくなっていき、階段がスロープになりました。まさにバリアフリー。日本でも取り入れるといいなと思います。 (やすこ/シアトル)

カミングアウト

アメリカに来てびっくりしたことは、友達が「おれゲイだよ」と自然にカミングアウトしてきたことだ。私の日本の友達の中では、ゲイやレズビアンであることをカミングアウトしてきた友達は1人もいない。しかし、アメリカに来て1カ月、すでに3人の友達が私にカミングアウトしてきた。アメリカではLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に対する理解があるからこそ、自然にカミングアウトできる環境になっているんだと思った。人々の多様性を認める国、アメリカを感じた体験だった。 (SK/シアトル)

ネイティブアメリカンの天然話

大学に行くとホームレスの男性がいて、芝生でなんかごそごそ探していた。「何を探しているの?」と勇気を出して尋ねると、彼は「ピアスがなくなったんだ」と答えた。そこで、一緒に探してあげたが、1時間探しても見つからず、「ごめんね」って言おうとしたら、そのピアスは先祖代々伝わるものなんだと言う。そこでさらに1時間探したが、それでも結局見つからず。なぐさめようと、僕が彼の肩にポンと手をおくと、そこにピアス発見。僕たちはひたすら笑って、その後友だちになった。 (隣人愛/シアトル)

レストランのメニューで異文化を実感

アメリカで初めてレストランに行ったとき、僕は衝撃を受けた。何を書いてあるか、ほとんど分からなかったからだ。唯一分かったのは、ライスぐらい(笑)。いろいろと料理名が書かれていたが、全くそれらのイメージが浮かばなかった。現地の友達にあれこれ聞くが、それでもはっきりとは分からずじまい。その時、気付いたのはいかに日本のレストランのメニューには写真が多いかということ。写真があればどんな料理かイメージしやすいのになあと思った、ある秋の夜。 (食欲の秋男/シアトル)

バスで会話を楽しむ

バス通学をしていると、いろいろなドラマに遭遇します。ある乗客がバス運転手さんにどこで降りるべきか尋ねた時、運転手さんもわからないという状況が発生しました。すると、すかさず幾人かの乗客がアドバイスをしました。それをきっかけに、道を尋ねた人、バスドライバー、幾人かの乗客たちが延々と談笑。 またある時には、帰宅途中にバスで見知らぬ人に話しかけられ、人生についての講義を受けたりもしました。自分と同じぐらいの年に見えたので、年齢を聞くと、なんと13歳(笑)! 子どもの頃から大人と同じ会話を楽しんでいるのに感心しました。 (バス通学生/ベルビュー)

もうすぐ感謝祭

感謝祭がやってくる。アメリカではこの日を境に本格的なホリデーシーズンが始まる。去年の感謝祭の日のこと、映画を見る約束をしていたのでダウンダウンへ向かった。さぞ盛り上がっているだろうと思いきや、カフェやデパートは全てクローズしており夜から営業するとの事。ブラックフライデーを目前に控え、どうやら感謝祭当日は家族と家で過ごす様だ。感謝祭は日本でいうお正月、ターキーはいわばおせちだろうか。街も映画館もガラガラで、特大のドリンクとポップコーンを手にのんびりと映画を楽しんだ。今年は人並みにターキーを食べたいものだ。 (ゆうじ/ベルビュー)