ファーマーズ·マーケットを応援する「アン·インクレディブル·フィースト」
取材・文：本田絢乃
9月17日、シアトル・ネイバーフッド·ファーマーズ·マーケットによるファンドレイジングがベルタウンのブロック41にて開催。350人以上の支援者が集まり、食の分野に携わる地元の人々と交流しながら、宴を楽しみました。
今年で17回目を迎えた「アン·インクレディブル·フィースト」は、キャピトルヒルでテラ·プラタを経営するシェフ、タマラ·マーフィーさんの考案で2005年にスタート。ファンドレイジングの一環でありながら、シアトル最高のフード·イベントとの呼び声も高い。140ドルするチケットは早々に完売し、人気のほどがうかがえる。主催するのは、シアトル7地区でシアトル・ファーマーズ·マーケットをサポートする非営利団体、ネイバーフッド·ファーマーズ·マーケットだ。その収益はグッド·ファーマー基金を通じて、小規模農家や食の安全保障プログラムに渡る。
当日は、2フロアにまたがる会場に16のレストラン、ワイナリー5軒とブリュワリー３軒が集結。参加者は午後6時の開始を合図に、ワシントン州内の地元農家21カ所からの食材を用いた一流シェフたちによる小皿料理を、ビールやワインと共に堪能した。午後7時からは、ファンドレイジングのために用意された各種プログラムで大盛り上がり。1口75ドルのラッフルでは、幸運な3名がアラスカ航空の往復ペア·チケットなどを手に入れた。
午後8時にお開きとなるまで美食三昧となった夜、地元農家に対する感謝の気持ちも高まったように思う。何より、シアトルのフード·コミュニティーを知ることができたのは良かった。
https://seattlefarmersmarkets.org
