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シアトルから出かけてみたい! 旅好きのお気に入り Part 4

編集部N

メキシコの中の「カリフォルニア」で和みのひと時を
サンホセデルカボ
(メキシコ・バハカリフォルニアスル州)

メキシコ太平洋側での一大リゾート地、ロスカボス。そこかしこに、国境を接するカリフォルニアそのままのおしゃれ感が漂います。これまで、旅の拠点はカボサンルーカスの街とするのが定石でしたが、ラグジュアリー・ホテルが続々進出するサンホセデルカボが注目株です。

サンホセデルカボのビーチ沿いに贅沢なリゾート施設が並ぶ

▪️ホテルステイだけじゃない、アートと歴史の街▪️

街の中心に位置するプラザミハレス夜には露店も出て地元の人たちの憩いの場となる

ロスカボスではメキシコのカリブ海側のリゾート地、カンクン同様に、食事やドリンク、アクティビティー込みのオールインクルーシブ・プランを提供するホテルが人気を集める。一方で、サンホセデルカボ付近を中心に近年増えているのが、食事などを含まないヨーロピアン・スタイル。より上質できめ細やかなサービスを求めるハリウッド・セレブたちにも愛されている。

豪華なインフィニティプールやジャクジーを往復しながら、ビーチサイドの天蓋ベッドに横たわって、心地良い海風に吹かれながらのんびり。これぞ話題のウェルネス旅、リゾート滞在の醍醐味だ。雨のシアトルを抜け出し、晴天が年間300日続くロスカボスで太陽の光を存分に浴びよう。

空に向かって色鮮やかな旗がなびくサンホセデルカボの街並み

1730年にイエズス会が教会を創設し拠点としたのが歴史の始まりとされるサンホセデルカボでは、街歩きも楽しみのひとつ。ビーチ沿いのホテル通りから徒歩20分ほどで、広場や教会を囲むように飲食店が多く集まるエリアへ出る。カボサンルーカスの喧騒とは打って変わって、素朴さと落ち着きに満ちた街は、旅慣れた大人にこそふさわしい。

コロニアル様式の建物にモダンなベーカリーやカフェ、バーが入り、個性的なギャラリーや雑貨店もたくさん。日が暮れると通りがライトアップされ、あちこちから愉快な音楽が聞こえてくる。11〜6月の木曜夜はギャラリー地区でアートウォークが実施され、街全体がますます華やぐ。

▪️バハ・カリフォルニアの奥深さを再発見▪️

旅行者が行き交うホ テルカリフォルニアはギフトショップも大繁盛
トドスサントスの外れにある隠れ家ビーチバーザグリーンルームここまで車を走らせるとさすがに英語は通じない

ロスカボスを飛び出して小旅行をすれば、リゾート地とは違ったローカルのにぎわいを目の当たりにできるはず。個人的なおすすめは、車で1時間ほどのトドスサントス!

トドスサントスは、イーグルスの名曲「ホテル・カリフォルニア」をイメージさせるとして有名になったホテルで知られる。フォトジェニックなコロニアル様式の建物群や穴場ビーチが評判を呼ぶ小さな町は、歩いて回るのにちょうどいい大きさだ。

▪️世界遺産の海で魚群観察▪️

世界中のダイバーを引き付けてやまないカボプルモ水が冷た過ぎず視界も良好な8~10月くらいに潜ると満足度も高い
シーフード自慢のレストランで大粒のアサリにご満悦

シュノーケリングやダイビングに目がないという方は、各アクティビティーや離島クルーズのボートが出航するラパスやカボプルモも選択肢に入れておこう。サンホセデルカボからはそれぞれ車で約2時間の距離だ。魚の球形群、カラフルなサンゴ礁、人気のアシカのコロニーをめぐるダイナミックな海の旅が待っている。

このバハ・カリフォルニア半島は「世界の水族館」とも称される豊かな海が最大の観光資源。「カリフォルニア湾の島々と保護地域群」、「エル・ビスカイノ生物圏保護区」として世界遺産にも登録されている。名物のチョコレート・アサリ(Almejas chocolatas)の浜焼きも絶品!