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FIFAワールドカップ2026™が この夏、シアトルを熱くする

FIFAワールドカップ2026TMの開催都市のひとつとなるシアトル。ルーメン・フィールドでの試合開催に加え、街なかには観戦スポットや関連イ0ベントも登場し、世界中から訪れるファンを迎える準備が進んでいます。大会の概要と地元ファンの声から、この夏ならではの楽しみ方を紹介します。

取材・原文:ブルース・ラトリッジ

試合も街歩きも楽しめる、
シアトルのワールドカップ期間

大会期間中のシアトルでは、試合会場周辺だけでなく、ダウンタウンやウォーターフロント、シアトル・センターなど各地がワールドカップムードに包まれ、活気づきそうです。観戦チケットを持っている人も、街で雰囲気を楽しみたい人も知っておきたい、シアトル開催のポイントをまとめました。

シアトルでは6月15日(月)から7月6日(月)にかけて、FIFAワールドカップ2026™の6試合が開催されます。会場はルーメン・フィールド。大会期間中はFIFAの表記に合わせて「シアトル・スタジアム」と呼ばれます。試合はグループステージ4試合に加え、7月1日(水)の決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)、7月6日(月)の決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)の計6試合。シアトルが世界のサッカーファンを迎える準備は、いよいよ本格化しています。

試合開始とともに派手な花火があがり、熱気に包まれるルーメン・フィールド

観光局「ビジット・シアトル」によると、期間中は約75万人がシアトル地域を訪れる見込みで、キング郡にもたらされる経済効果は少なくとも9億2,900万ドル、関連する雇用は2万人以上と予測されています。宿泊施設や飲食店、小売店などにとって大きなチャンスとなりそうです。一方、チケット販売など大会関連収入の一部はFIFA側に入るため、その恩恵がどれほど地元に残るのかは気になるところです。

ダウンタウンで働く人や、試合日に周辺へ出かける予定のある人は、交通規制にも注意が必要です。パイオニア・スクエア周辺は、試合が行われる6日間、試合開始のおよそ4時間前から歩行者専用エリアとなり、車両通行や路上駐車が制限されます。市は、観戦客の多くがライトレールやバス、徒歩、自転車などで移動することを想定しています。通勤やお出かけの際は、あらかじめルートを確認しておくとよさそうです。

ルーメン・フィールドに設置された米代表選手への寄せ書きはびっしりと書き込まれ、並々ならぬ熱量を感じさせられる

シアトルでの初戦は6月15日(月)のベルギー対エジプト。6月19日(金)にはオーストラリア対アメリカ、6月24日(水)にはボスニア・ヘルツェゴビナ対カタール、6月26日(金)にはエジプト対イランが予定されています。さらに7月1日(水)には決勝トーナメント1回戦、7月6日(月)には決勝トーナメント2回戦が行われます。対戦カードはまだ決まっていませんが、世界の強豪国やスター選手がシアトルにやって来る可能性を考えるだけでも、期待が高まります。

チケットを持っていなくても、街なかでワールドカップを楽しめます。6月11日(木)からは、シアトル・センター、ウォーターフロント・パーク、パシフィック・プレイス、ソードーのビクトリー・ホールなどで、無料のファンイベントが開催されます。パシフィック・プレイスには高さ4階分の大型LEDスクリーンが設置され、シアトル・センターでは大型スクリーンでの試合観戦、屋台や音楽、家族向けのプログラムなども予定されています。ビクトリー・ホールでは約7メートルのスクリーンで試合を楽しめるとのこと。スタジアム以外でも、街全体が大きな観戦会場になりそうです。

この夏のシアトルは、サッカー一色に。シアトルでの最終戦が終わった後も、大会は準々決勝、準決勝、決勝へと続き、観戦イベントも各地で開かれます。チャイナタウン・インターナショナル・ディストリクト(CID)では、7月10日(金)にヒン・ヘイ・パークで準々決勝、7月19日(日)にシアター・オフ・ジャクソンで決勝の観戦イベントが予定されています。いつものシアトルの夏に戻るのは、大会が幕を閉じるころかもしれません。

地元ファンが語る!
⚽️ FIFAワールドカップ2026
の見どころ ⚽️

シアトル在住のサッカーファンは、この大会をどのように見ているのでしょうか。世界トップレベルのプレーヤーが集結する国際舞台の魅力や注目ポイント、日本代表への期待などをサッカーファンに聞き、より深く楽しむための視点を探りました。

J.J. さん
注目のスター選手がシアトルに集結!

シアトルで開催されるグループリーグには魅力的なカードがそろいます。中でも注目は、かつてFIFAランキング1位に君臨したベルギーです。SSCナポリに所属する熟練の司令塔、ケビン・デ・ブライネ選手が、その豊かな経験を若手とどう融合させチームを導くかが見どころです。イングランド・プレミアリーグのリバプールで長年エースを張るエジプトのモハメド・サラー選手も注目。高い得点力を武器にチームをどう牽引するかに期待がかかります。

そして開催国アメリカ代表。実績豊富なマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘しょうへいし、ACミラン所属のクリスティアン・プリシッチ選手や、ASモナコ所属のフォラリン・バログン選手ら欧州組が中心となります。地元ファンの大歓声を背に、若きスターたちが歴史を塗り替える姿を、ここシアトルで目撃できるのが楽しみです。


H.N.さん
出場チーム数拡大により、未知の才能を発見できるかも

見どころは、これまでより出場国数が増えたことで、より多くの国や選手のプレーを楽しめる点です。従来は観る機会が少なかった国にも注目が集まり、各国のスタイルや戦術の違いを比較できるのも大きな魅力だと思います。また、初出場国や今勢いのある国が強豪国相手にどのような戦いを見せるかにも期待しています。

注目選手は、日本代表の佐野海舟かいしゅう選手です。豊富な運動量と守備力に加え、攻撃の組み立てにも関われる万能型ミッドフィルダーとしてチームにどう貢献するのか楽しみです。

さらに、トルコ代表のハカン・チャルハノール選手の高精度なキック、スペイン代表のペドリ選手の創造性あふれるプレーにも注目しています。


K.M.さん
新制度がどう影響するか、展開を見守りたい

今大会より出場枠は32チームから48チームに拡大し、8グループではなく12グループで戦う形式に変更されました。各組の上位2チームに加え、3位の12チームのうち成績上位8チームも進出できるため、決勝トーナメントは32チームで始まります。日本代表にとっては突破のチャンスが広がる一方、長期戦への対応も重要になりそうです。

日本の決勝トーナメント進出を信じ、7月2日のバンクーバー戦のチケットを確保! 日本代表戦をバンクーバーで見られる展開になればうれしいです。シアトル開催のベルギー対エジプト戦にも注目しています。ベルギー代表ケビン・デ・ブライネ選手はスター選手で、エジプト代表のモハメド・サラー選手は日本代表の遠藤わたる 選手と同じリバプールに所属する、ファンにとってなじみ深い存在です。


B.E.さん
ベルギー対エジプト、スター軍団による戦いは見もの

シアトル開催試合の中でも注目すべきは、ベルギー対エジプトです。個の能力に優れ、攻撃力も脅威のベルギー代表。かつてFIFAランキング1位に長く君臨した黄金世代を支えてきたベテラン勢が、若きスターたちをどう引っ張っていくのかが鍵となります。最後方にはいまだ圧倒的な存在感を放つ「鉄壁の守護神」ティボ・クルトワ選手が控えており、その総合力からグループ1位通過を予測しています。一方、モハメド・サラー選手を軸にするエジプト代表も決して油断できる相手ではありません。マンチェスター・シティ所属のオマル・マルムーシュ選手など欧州で評価が高い選手も加わり、サラー選手らを生かした速い攻撃でベルギーとどう渡り合うかが見どころです。


Y.K.さん
「森保流」はどこまで世界に通用するか

日本代表のゴールキーパー鈴木彩艶ざいおん 選手に注目しています。歴代ゴールキーパーの中でもトップクラスなのではと思うほどの実力があり、ワールドカップでどれくらい通用するのかが楽しみです。

元々、サンフレッチェ広島が好きなので、日本代表の監督、森保一もりやすはじめ 監督にも注目しています。サンフレッチェ広島の黄金期を築いた監督ですし、前回のワールドカップでも指揮を執りました。前回はチームに合わせたフォーメーションでの戦いでしたが、現在はチームが成熟してきたため、監督の本来やりたいスタイルでの戦い方が見れると期待していますし、その戦い方がどれくらい通用するのか見たいです。