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日本人留学生が案内する 航空博物館の楽しみ方

シアトルにある航空博物館(The Museum of Flight)でギャラリー・アンバサダーとしてボランティア活動を行う日本人留学生の小久保貴美さんに、ミュージアムのおすすめポイントをレポートしてもらいました。

取材・文:小久保貴美

ミュージアムでボランティア体験

航空博物館でボランティアを始め、約半年が経ちました。ここには歴史的な飛行機の実物が多くあり、飛行機と共に歴史を学ぶことができます。また、ボーイングゆかりの地であることから、ボーイング社の発展についての展示もあります。私は、ギャラリー・アンバサダーとして来館者を入り口付近で案内しています。予定する所要時間、メンバー構成、来館の目的、訪れるのは何回目かを聞き、ベストと思われる館内の回り方を提案します。

ミュージアムはとても広く、全てを見て把握するにはとても1日では足りません。来館者は本当にさまざまで、一部の例を挙げれば、空港から直接来たという観光客、月に何度も訪れているという地元の方、海外からボーイング社の視察後に足を延ばして来たという方など。そこで、個々に合わせた回り方の提案が必要になるわけです。日本人の来館者もたくさんいます。写真を撮るのに加え、もっと深く知ってもらえたら、より楽しい体験になると思います。入り口では、チケットを購入後にオーディオ・ツアー・レンタルを申し込めます。これがあれば、オーディオ案内のある機体について、日本語で説明を聞くことができます。また、わからないことがあれば、私のようなギャラリー・アンバサダーに質問するのもおすすめです。

パブリックツアーを行っている 第1木曜5pm~9pm入館無料オンライン割引ありボランティアの方々

パブリック・ツアーもぜひ参加してみてください。時間帯を問わず、1名からでもツアーを開催できます。元パイロット、もしくは元ボーイング社員がボランティアをしていて、展示には書かれていない、その飛行機の深い歴史について、無料で教えてくれます。個人的にも、このツアーに幾度となく参加しましたが、とても優しい方ばかり。専門的な飛行機の知識を、ジョークも交えながら楽しく説明してくれます。ツアー参加者はみんな、彼らの飛行機を愛する心に引き込まれているように見えます。

このような貴重な体験をさせてもらえるのは、とてもありがたいことだと感じています。留学は、勉学のみならず、自分の行動次第でいくらでも充実したものにできると思います。このミュージアムは、飛行機好きにはたまらない場所であり、家族や恋人、友だちと訪れても楽しめます。多くの日本人の方に訪れてもらえるとうれしいです。

 

航空博物館の見どころ!

東館 レッド・バーン (Red Barn)

ボーイング創立当時の設計室や工場を再現した展示で、ボーイングの歴史について学べる。この小さな木造工場のアットホームな会社が、世界のボーイングになっていくと思うと感慨深い。

 

東館 アポロ・エグジビット (Apollo Exhibit)

展示されている大型ロケット・エンジン「F-1 Engine」は、地元アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEOが多額の資金を援助し、海底約4,267メートル から探索され引き上げられたもの。

 

西館 スペース・ギャラリー (Space Gallery)

宇宙関係の充実したコレクション。実際にスペースシャトル内に入れる「NASA Full Fuselage Trainer」ほか、「SpaceX」や「Blue Origin」など再利用可能なロケット開発についての展示もある。

 

西館 アビエーション・パビリオン (Aviation Pavilion)

米国初の大統領専用機「Air Force One Boeing VC-137B」。1959年からアイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソンが使用した。中も見学でき、彼らが使ったソファーベッド、大統領談話室には興奮間違いなし!

館内は東館から西館へ回るのがおすすめ!

 

航空博物館 The Museum of Flight
9404 E. Marginal Way S., Seattle, WA 98108
☎206-764-5700
ウェブサイト
開館時間:10am~5pm
入館料:子ども$15、大人$24、シニア$20、4歳以下無料
※第1木曜5pm~9pm入館無料、オンライン割引あり。