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ティートリー精油

resize0725-min アロマテラピーに使用する精油にはたくさんの種類があります。その中で、アメリカでどこの薬局でも売っている精油は私が知っている限り一つです。それは「ティートリー精油」です。薬効が高い精油なので、薬局で取り扱っているのは当然かもしれません。
ティートリーの学名はMelaleuca Alternifoliaで、フトモモ科に属し、オーストラリアの原住民が昔から薬として使用していたのは有名な話です。ティートリー精油の効能ですが、切り傷やすり傷、頭皮のフケ、風邪や感染症などに用いられ、強力な抗菌力、殺菌力がある事が研究により確認されています。
ティートリーに助けられた私の経験ですが、長期旅行中に洗濯洗剤のせいか、ある朝、腕全体にひどい蕁麻疹が出て、見た目も痒みもひどく、その日結婚パーティに出席予定なのに袖なしドレスを着るにははばかられるほど。朝一番に薬局に駆け込みティートリー精油と化粧水を買い、その混合水を30分おきに腕に塗布。3時間後には蕁麻疹はほぼ消え去っていました。痒みや湿疹に効果的だというティートリーの効能はもちろん知っていたものの、この時は精油の凄さに感動し、感謝したものです。
ティートリーに限らず薬効性の高い精油はぜひ使って欲しいと思いますが、精油には大切な取り扱い注意があります。昨今、大型店に精油が売られていますが、販売員に専門家がいないのが不思議でなりません。知識を必要とせず気軽に使ってよいような商品ではないのです。そこで、ティートリーをはじめ、精油を使用する際の注意点を再度書いておきます。
精油はどの精油においても、内服はしないことです。飲める精油はほぼないと考えていいでしょう。精油の専門家でない限り、外用のみで使用してください。
原液で使用してはいけません。必ず植物油などで薄めて使います。
使用時は、植物油10mlに対し、精油2滴からスタートしてください。
体に使用する場合は、自己判断でなく専門家に聞くことをおすすめします。ネットで得た情報には正しくないものも多々あります。くれぐれも注意してください。
ティートリー精油は薬箱の中に一つあると助かります。植物油は調理用油でかまいませんので、薄めて使いましょう。

[フィトアロマ]