ジェットコースターにアメリカンな食べ物、 楽しみいっぱいのワシントン・ステート・フェア
取材・文：ジェジュン・ジョン
秋の気配を感じるようになったシアトルですが、9月はまだまだイベントが盛りだくさん！ そのうちのひとつ、ピュアラップのステート・フェアをレポートします。
今 年は 9月2日から始まったステート・フェアは、シアトルから車で南に1 時間ほどの距離にあるピュアラップで現在も開催中。1900 年から120 年を超える歴史を持つ大イベントだ。約 20日間にわたる期間中の来場者は100万人以上となることも。地元ノースウエストはもちろん、世界的に見てもかなり大規模のフェアと言える。
今回が初となる筆者が、現地に着いてまず目を見張ったのが、会場奥に見えるジェットコースターやその他乗り物の充実ぶり。平日ではあったが、まだ学校が始まらない中で訪れたとおぼしき中高生の姿が多く見られた。会場への入り口となる複数のゲートでは、どこから入っても屋台が並び、ハンバーガーやホットドッグ、ピザなど、アメリカのお祭りらしい食べ物が食欲を誘う匂いを放つ。そこを抜けると、今年新たに追加された恐竜の展示ブースが。牧場コーナーには、子どもが乳絞りや地産地消について学べるブースが設置され、子連れ客でにぎわっていた。
そして、フェアのメインとなる乗り物ゾーンに入ると、早速大きな滑り台や射的ゲームなど楽しいアクティビティーが待ち受ける。ゴーカートやメリーゴーラウンドなど、子ども向けのアトラクションも数多く用意されていた。ちなみに、乗り物やアクティビティーの利用には入場料とは別に専用チケットの購入が必要で、乗り物ゾーン内各所にチケット売り場が設けられている。1 枚 60セントで人気の乗り物は 10 〜14チケット、つまり1 回の利用につき6 〜 8ドルほどとなる計算だ。
せっかく来たので、ジェットコースターにトライしてみた。上に下に横に日常生活では考えられないスピードで身体が揺れる。あまり得意ではない筆者にとっては、恐怖のほうが大きかった。次に向かったのは、高所で360度回転するアトラクション。フェアの全貌を見下ろせるのは良かったのだが、途中から回転ペースが上がり、目を開けていられるのもほんの少しの間のみ。個人的にはかなり苦しい体験だった。絶叫マシン好きな方は楽しめると思うので、ぜひお試しを。
時間帯によっては動物のショーやコンサートなどがあり、夜にはきれいな夜景も見られる。近場では普段、なかなか遊園地に行く機会もないので、この週末は家族や友人との思い出作りに出かけてみてはいかがだろう。また、同会場では10月7日(金)〜9日(日)にオクトーバーフェストというドイツ式ビアガーデンのイベントも企画されている。詳細はウェブサイトにて確認を。
Washington State Fair
日程：開催中～9月25日（日）
場所：110 9th Ave. SW., Puyallup, WA 98371
料金：【平日】一般$14、6～12歳・65歳以上$12、 5歳以下無料 【土日】一般$17、6～12歳・65歳以上$14、 5歳以下無料 ※乗り物やその他アクティビティーは別料金
問い合わせ：☎️253-845-1771、info@thefair.com
