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ディープに知る!パイクプレース・マーケット 歴史と今

ディープに歩くパイクプレース・マーケット

足を運ぶたびに新しい発見があるのがパイクプレース・マーケットの魅力。インターン生が取材中に発掘したスポットを紹介!

 

ザ・チョコレート・マーケット
The Chocolate Market | 1906 Post Alley, Seattle| ☎ 206-441-4324

ポスト・アレー(Post Alley)通りにあるチョコレートショップ。シアトルの老舗チョコレートブランド「ゴサンコ(Gosanko)」のチョコレートを販売している。トリュフにはビターチョコを使い、中に入っている塩やキャラメル、ベリーソースの味を引き立たせている。苦味と甘味のバランスが絶妙で病みつきになる。紅茶やコーヒーのお供にピッタリ。ファッジは季節ごとに限定品を販売しており、味覚と視覚の両方で楽しむことができる。現在は、夏季限定商品としてスイカ味が販売されている。スペースニードル型のチョコやシーホークスカラーのポップコーンなどもあり、シアトルのお土産に最適だ。

店内にはいろいろな種類のチョコレートが並んでいる

アーバン・ガーデン
Urban Garden | 81 Pike St, Seattle

ラ・サレ(La Salle)ビルディング屋上にあるコミュニティーガーデン。パイクプレース・マーケットPDAとシアトル・アーバンファーム社によって2013年にオープン。185平方メートルほどの敷地内では色々な種類の野菜や花が栽培されている。ナスや長ネギなど日本人になじみの深い野菜も。収穫された野菜は、マーケット内にあるシニアセンターのキッチンやフードバンクに提供される。ガーデンから望むピュージェット湾の景色も素晴らしく、都会のオアシスといった雰囲気。マーケット内にあるフランス料理店「マクシミリアン・レストラン」のテラス席も併設されている。ガーデン内には黒色のレイチェル像があり、訪れた人は自分の名前や好きな言葉などをチョークで自由に書き込んでいる。マーケット散策中に、ぜひ立ち寄って欲しいスポットだ。

ガーデンの管理者としてボランティアをしているマイケルさん世界中から集まる観光客がガーデンを楽しんでくれる姿をみるのはとても楽しいと話す

8thジェネレーション
8th Generation | 93 Pike Street, Seattle | ☎206-430-6233

マーケットのほぼ中心部に位置する8thジェネレーションは、ネイティブアメリカンのアートとクラフトの専門店。オーナーでクラフトアーティストのルイ・ゴンさんは、中国人の祖父とネイティブ・アメリカンの祖母によって育てられた。ルイさんの作品には両地域のアイデンティティが表現されている。「多くのネイティブアーティストたちと成功を共有したい」と語るルイさん。3年前から「Inspired Natives Project」と呼ばれる活動を始め、市場にあふれるネイティブアートの模造品に対抗。昔ながらの方法で創作するネイティブアーティストを支援している。8thジェネレーションという店名は「七代先の子孫を想い、生きよ」というネイティブ・アメリカンの教えに由来。先祖を敬い成功に感謝するという意味が込められている。また、8という数字は中国において縁起が良いということもかけてあるそうだ。店内には、伝統的なアート作品の他にも洋服やスマホケースなども並び、ルイさんの作品以外にも地元ネイティブアーティストたちの作品が並ぶ。

コーストセイリッシュアートと呼ばれるワシントン州とカナダ西岸部に存在したネイティブたちが作り出したデザイン

チン・ミュージック・プレス
Chin Music Press | 1501 Pike Place 329, Seattle | ☎206-380-1947

メイン・アーケードの地下1階で3年前から書店を構えるチン・ミュージック・プレス。同社は、シアトルで日本関連の本をインディーズ出版している。店内には同社が出版する書籍以外にも日本やアジアに関連する書籍が並び、日本人アーティスト「Enfu」など地元アーティストの作品なども見られる。オーナーのブルースさんは日本の新聞社で15年間働いた経験がある。「美しい日本を表現する作品を出版し、日本やアジアのことを多くの人に知ってもらいたい」と話すブルースさん。チン・ミュージック・プレスがこれまで出版してきた書籍には、村上春樹作品の英訳で有名なジェイ・ルービン氏がシアトルの少年と日本人継母の愛情を描いた小説「The Sun Gods(日々の光)」や、1869年から5世代に渡ってアメリカ人として横浜に住むレスリー・ヘルム氏が家族の歴史を通して日本を語る「Yokohama Yankee(横浜ヤンキー)」などがある。どちらの著者もシアトル在住。日本語版も出版されている。シアトルと日本とが交差する作品を手に取って選ぶ。そんな本屋さんでのゆったりとした時間は、デジタル書籍では味わえない、新鮮な体験だ。

Chin Music のオーナーブルースさん