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ビーンフィッシュ/BeanFish〜人気のお店訪問


この冬、型破りでユニークなフレーバーが従来のイメージを覆す、アメリカ流のたい焼きを試してみませんか。買い物ついでに、気軽に食べられます。

取材・文:フォリー由香

ビーンフィッシュ/BeanFish

どのたい焼きも具だくさんがうれしい

ビーンフィッシュは2013年にアメリカで初めて、フード·トラックでのたい焼き販売を開始。起業が長年の夢だったというブレイディ·ウーさんとリアナ·ウーさん兄妹が二人三脚で営む。オープン以来、日米のメディアに何度も取り上げられている有名店だ。2022年には、フード·トラックから宇和島屋シアトル店のフード·ホール内へと販売の場を移した。
値段は手頃ながらボリューム満点で、ゆっくり食事をする時間がないときにも小腹を満たせて大助かり。日本でたい焼きの中身と言えば、あんこやクリームが定番だが、ここでは甘味より塩味のあるメニューがほとんどだ。大胆にも、ベーコンやソーセージ入りのたい焼きもそろい、実に面白い。「ムムム·ベーコン」などの風変わりなメニュー名に、興味をそそられる。
▶︎キノコマジック($8.62)をいざ実食! はみ出すほどマッシュルームがてんこ盛り
筆者が挑戦してみたのは「キノコマジック」。スタッフは注文を受けるとすぐに作り始め、生地の中に収まるか心配になるくらい、次々と具を詰めていく。できたては熱々なので、火傷に注意。早速いただくと、マッシュルームがどっしり、うま味たっぷり!牛カルビとキムチが入る韓国風の「Kポップ」もおすすめ。チーズが加わることでマイルドな味わいとなり、辛さが苦手でも食べられる。こちらも具がふんだんに詰まり、最後まで楽しめるはず。メニューのほとんどは公式サイトからも注文できるので、待ち時間が惜しい人はぜひ予約をどうぞ。

 

◀︎「ジグリー・ジャパニーズ·スフレ·パンケーキ·セット」($21.77) の1品。このほか、キティちゃん形の卵、ベーコン、ミニたい焼きなどが付く

 

BeanFish

Uwajimaya Food Hall517 S. Weller St., Seattle, WA 98104
営業時間:11am~7pm
info@beanfish.net
www.beanfish.net

 

▶︎(上)ムムム・ベーコン($8.84)と
(下)Kポップ($9.07)

2023年からシアトル在住。アウトドアもインドアもいけるが、風呂なしキャンプだけは苦手。バケットリストは、象に乗ること、ノーマン・ロックウェル美術館に行くこと、モアイ像を見ることなど更新中。