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Pegasus Coffee House、ペガサス・コーヒー・ハウス

店の前は写真映えする人気の撮影スポット

シアトルで2店舗展開するペガサス・コーヒー・ハウス。実はシアトルからフェリーで約30分の距離にあるベインブリッジ島が発祥であることはご存知でしょうか。地域に根ざした、魅力いっぱいのカフェを紹介します。

取材・文:本田絢乃

131 Parfitt Way SW., Bainbridge Island, WA 98110
営業時間:日~金7am~4pm、土7am~5pm
☎︎206-317-6914
https://pegasusbainbridge.com

1979年に創業してから約40年。経営者は変わっても、コーヒー豆の焙煎は当時からずっと変わらない。現在も島の焙煎所で丁寧な手作業により行われている。ヨーロッパの伝統的なコーヒー・ハウスをイメージしたというこの1号店は、ツタで覆われたレンガ造りの外観がフォトジェニックで、ついついカメラを構えたくなる。店内に足を踏み入れると、地元常連客と店員のフレンドリーな会話が聞こえて、まるでみんなが家族のよう。メニューも、約40年間変わらぬレシピで愛されているラテや自家製のスコーンとクッキーなど、ぜひとも味わいたい逸品ぞろいだ。

ラテ 8オンス$345

店内の壁には地元アーティストの作品が多く飾られている。パンデミック前はミュージシャンたちによるライブも行われていたそう。何より印象的だったのは、ひとりで来ている年配客が多いこと。単なるコーヒー・ショップではなく、島のコミュニティーの起点になっていることが店内の様子からうかがえる。観光客にとっても、島に来るたびにまた訪れたい、そんな気持ちにさせてくれるセカンドハウスのような場所だ。

6月10日には、ベインブリッジ島2店舗目(380 Winslow Way E., Bainbridge Island, WA 98110)もオープン。1950年代のトレーラーを改装したテイクアウト専用のコーヒー・バーは、フェリー乗り場から徒歩5分、ダウンタウンの真ん中にあり、屋外テーブル席も用意されている。併せて利用してみたい。

大阪府出身。2021年3月より、夫の赴任によりシアトルへ帯同。東京で約10年、ファッションPRの仕事に従事していた。趣味はカフェ巡り、バレエ鑑賞、アート。