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深く響く音と歌詞で世界中を虜に ロックバンド ONE OK ROCK〜スペシャルインタビュー

日本を代表するロックバンド、ONE OK ROCK(ワンオクロック)が結成20周年となる今年2月に、アルバム『DETOX』をリリース。5月13日から6月7日にかけて、自身の過去最大規模となる北米ツアーを展開し15都市を巡りました。5月14日にはシアトルのワム・シアターでライブが行われ、ボーカルのTakaさんがインタビューに応じてくれました。

取材・文:フォーリー由香 写真:本人提供

ONE OK ROCK日本発のロックバンド。恋愛や社会問題をテーマにした歌詞と力強いロックサウンド、エモーショナルなメロディーが特徴。国内外で高い人気を誇る。ボーカルのTakaを中心に、ギターのToru、ベースのRyota、ドラムのTomoyaの4人で活動し、独自の世界観と迫力のあるライブパフォーマンスで世界水準のロックバンドとして進化を続けている。
@oneokrockofficial
▪️ライブ前にルーメンフィールドで始球式を務められました。Takaさんは得意なスポーツや普段よくするスポーツはありますか?
幼い頃にサッカーをしていたのでサッカーはでき、野球も少し経験がありますが、基本的に観るのは格闘技が好きです
▪️20年にわたり共に活動してきたメンバーには「それぞれ家族のような役割がある」と別のインタビューで語られていました。誰がどの役割に当てはまりますか?
お父さん、お母さん、お兄ちゃん、弟、もしくはお姉ちゃんなど、4人家族という構成で役割が状況に応じて変わっているイメージです。
▪️ライブ中、「観客が掲げていた下着をTakaさんが身につける」という場面がありました。日本ではあまり見られないようなアピールに驚きましたが、海外ファンはユニークですね?
初めてヨーロッパツアーをやったときに、ある国でファンが下着を投げてきて、日本ではなかなかなく、文化ももちろん違うので、それが衝撃的かつ刺激的でした。その映像を見た別のファンが、今も下着を投げてきているのかなと想像します。
▪️最新アルバム『DETOX』には、どの曲からも強いメッセージが伝わります。海外で活動するうえで最も大切にしていることは何ですか?
10年海外でやってきた中で、今だけを見れば成功しているという結果に見えるかもしれませんが、あくまでも通過点で僕たちは僕たちのペースで歩んできたことが結果につながっているのだと思うので、やり続けることが大事だと考えます。
▪️ライブ中に英語と日本語で語った励ましの言葉や世界平和への思いが心に深く響きました。普段、そうした思いを特に強く感じるのはどんなときですか?
ミュージシャン、表現者として作品に思いを落とし込むのは今後の時代に影響すると思っています。平和なときにこういう音楽は必要にならないので、日常が平和じゃないからこそ、こういうことを表現するアーティストが増え、必要になるのではないでしょうか。
▪️夢を追い続けているものの、思うように結果が出ずに葛藤している人たちにどのような言葉をかけますか?
結果にこだわり過ぎてしまうとがわだけを見て本質を見失いがちなので、先述した通り結果はあくまでも通過点ととらえ、あまり結果にこだわらずに、今やるべきことを一個一個やっていくというスタンスが一番大事なんだと思います。
フォーリー 由香
2023年からシアトル在住。アウトドアもインドアもいけるが、風呂なしキャンプだけは苦手。バケットリストは、象に乗ること、ノーマン・ロックウェル美術館に行くこと、モアイ像を見ることなど更新中。