効果的なPR動画を作るには〜シアトルの知恵ノート

シアトルの知恵ノート

知っておくと暮らしが豊かになるヒントを、シアトルで活躍するさまざまな専門家の方に聞きます。

効果的なPR動画を作るには

企業のイメージアップ、サービスや製品のアピールに活用されているPR動画は、スマートフォンやタブレットの普及もあり、今やプロモーションには欠かせません。PR動画はどうやって作られるのか、プロから基礎知識を学びます。

動画マーケティングの重要性

デジタル・デバイスの普及や通信ネットワーク環境の飛躍的な向上により、いつでもどこでも簡単に動画が視聴できる世の中となりました。そこで注目されているのが、動画マーケティングです。企業の商品やサービスを視覚的に動きのある映像で表現することで、文字や静止画だけでは伝わりにくい内容まで十分な情報量を短時間で届けることができます。

また、ストーリー性のある動画コンテンツは消費者の理解も早く、内容が記憶に残って定着しやすいという特性があり、マーケティングには重要な要素と言えるでしょう。特に、形の見えない商品を提供するビジネスの場合、抽象的で複雑なサービスを映像により音とビジュアルの両方からアプローチして説明できる動画マーケティングは大変有効です。

PR動画の活用法

動画コンテンツは、ホームページ、メールマガジン、SNSなど、あらゆるプラットフォームで目的に応じて使われます。ただし、端末や配信メディアによって視聴形態が変わるため、それに合わせてカスタマイズすることが成功するための大きなポイントと言えます。

たとえば、スマートフォンはパソコンと違い、隙間時間での利用が多いことが特徴です。つまり、手軽に視聴できる、短めかつスピード感のある動画が好まれます。ここで注意したいのは、スマートフォンでの動画視聴は中断されやすい傾向があるということです。そのため、最初の数秒にインパクトのある情報を出し、テンポ良く展開させるなど、編集テクニックが求められます。

また、配信メディアに関して意識したい事項のひとつは、音声の有無です。YouTubeのTrueViewインストリーム広告は、YouTubeの動画を再生すると広告が流れ、最初の5秒を強制閲覧させるというもので、ここ数年で主流となっている広告ツールです。ブランディングやファンの獲得などを目的とした動画マーケティングには、ビジュアルに加えて音声も届けられるYouTube広告は特に相性が良く、新しい商品やサービスを広く告知し、印象を強くしたい場合に多く採用されています。

動画の制作と編集で心がけるべき点

動画の制作・編集については、たくさんの注意点があります。以下はその一部です。

● 制作に入る前に全体の構成をつかむ

すぐ制作に取りかかりたくなってしまうところですが、まず脚本を作り、動画全体の構成を考えます。熟練度によって脚本精度には差が出るものの、大まかでも事前に構成案を作っておくことをおすすめします。「6W1H（Who、Why、What、Which、When、Where、How）」と「起承転結」を押さえ、ざっくりとしたストーリーを準備しておくと、動画の質は格段に向上します。

● 驚く瞬間を演出する

編集ではコンテンツの切り替え、テロップ、エフェクトなどをテンポ良く挟み込むのがコツ。前述の通り、最初の数秒が勝負ですので、視聴者に「おっ!?」と思わせることができなければ、広告に動画を使う意味は半減してしまいます。冒頭、さらに全体を通して、驚くような場面を散りばめておき、「気付いたら最後まで見ていた」という動画が、優れた広告と言えるでしょう。

● バランスが大事

驚きばかりを優先し過ぎてしまうと、結果的に派手でうるさいだけの動画になってしまうリスクも。全体の色使い、フォント選定、エフェクトのボリュームなどに気を配る必要があります。細部まで考え抜き、整合性の取れた映像表現を目指しましょう。

最後に

プロに動画マーケティングを依頼したい場合、コストが気になるという方もいることでしょう。ロケット・プロモーションズでは、気軽に利用しやすいサービス体系を目指しています。当社ではコストを極限まで落とすために撮影やナレーションを省略し、編集技術のみで作り上げる「198ドル動画」を用意し、手軽さを実現しています。

また、ホームページの制作やSEO対策、SNSの運用や広告等、デジタル・マーケティングを手広くカバー。それ以外の広告戦略も総合的に提供していますので、まずはお問い合わせください。