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ちょっと豪華に

DSC07015 春が待ち遠しい季節……。そんな時は少し奮発して、豪華なバンダランで華やかないけばなはいかがでしょう。 最初に挿す枝はコトネアスター。黒く見える去年の葉や実は全て取り除いてきれいに整理します。葉や実はありませんが、とげとげとした面白い表情と曲線を生かして、横に張り出させます。 アプライトはアスパラガスの仲間で、細い葉状枝が枝分かれして付き、よ く茂っています。茎は細く硬いので、5、6 本づつまとめてワイヤーでくく って使います。やわらかな印象に仕上げたいときには特に効果的です。バンダランは花持ちがよく、水揚げも水切りだけで充分。他の花にない紫色が美しくエレガントな花材です。茎が短いので、花器の口元に挿して全体を引き締めます。 最後に合わせるのは、ミモザアカシア。小さな球形の花が房状に付いた華 やぎを感じる花材です。葉はすべて取り除いて花だけにすると美しさが一 段と際立ちます。主役になれる花材ですが、今回はバンダランの脇役として使います。 花材: コトネアスター1 本、アプライト一束、バンダラン 2 本、ミモザアカシア 3 本、添え木 1 本 花器: 黄色三角、投げ入れ DSC07025-min 生け方: 1. コトネアスターを真横にして添え木に噛ませ、この時噛ませた添え木は きついくらいにして、バランスをとって器の上に置く。コトネアスターは左右の長さの割合が 1 対 2 になるように挿す。 2. アプライトを中央に挿し、花器の口元を隠す。 3. バンダランをアプライトの左側前に 2 本挿す。 4. ミモザアカシア 2 本をバンダランの背後に、半分だけ見えるように挿す 。 5. 高めのミモザアカシア 1 本をバンダランの中央に挿し、前 15 度に傾けて仕上げる。 [花ごよみ]