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仕事探しと働き方 ~ 国際結婚あれこれ

アメリカ人のマイケルと遠距離恋愛を経て国際結婚に至り、シアトルで新生活を始めた日本人のよっぴー。自らの経験を通して楽しかったことや学んだこと、思いもよらないカルチャーショックなどを振り返ります。

仕事探しと働き方

日本人が渡米後、働けるようになるためには、労働ビザかグリーンカード(永住権)が必要となります。グリーンカード申請中の私は、その間に取得できる労働許可を申請しました。しかし、取得には半年以上かかり、その間は就職活動ができないため、働きたい人にとっては辛い時期かもしれません。将来的に学校に通うかどうか迷っていた私は、英語力アップにとシアトル・セントラル・カレッジのESLを受講しました。1クオーター25ドルという授業料で通うことができ、とてもありがたかったです。シアトルの公立図書館でも無料の英語クラスがあるので、そちらもおすすめです。

労働許可の取得後は、シアトル・セントラル・カレッジのキャリア・イベントで履歴書の添削をしてもらったり、ワークソースの模擬面接や就活向けミートアップ、ジョブ・フェアなどに参加したりしました。ジョブ・フェアは日本の会社説明会と同じく企業ごとのブースが並び、人事担当者に履歴書を直接渡すことができます。ポロシャツやTシャツで参加する人もいたのはカルチャーショックでした。

仕事が見つかり、初出勤となった時はどんな格好で行くべきか迷いました。オフィス・カジュアルとヒールの装いで出社したものの完全に浮いてしまい、同僚に「もっと気楽に!ヨガパンツで出社してもいいよ」とアドバイスを受け、それ以降はジーンズで出勤することに。普段着で働くのは違和感があり、初めはぎこちなかったものの、すぐに慣れました。

コロナ禍になってからは、夫婦で自宅勤務へシフト。もともと夫のマイケルがひとり暮らしをしていたアパートのワンルームにふたりで住んでいるため、やや手狭ですが、郵便物紛失のリスクを避けるため、グリーンカードが取得できるまで引っ越しは待つことにしています。オンライン・ミーティングが多いマイケルを邪魔しないよう、私はクローゼットにパソコンを持ち込み、自分のオンライン・ミーティングに参加することもあります。しかし、よく通るマイケルの声は画面の向こう側に聞こえやすく、ある時は「どこかから変なおじさんの声がする」と同僚に指摘を受けたことも。マイケルだ!とすぐに感じましたが、ワンルームでは逃げ場もなく、しばらく改善の余地はなさそうです。不慣れなことは多々ありますが、夫婦共に柔軟な働き方ができる職場環境には感謝するばかりです。