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変化はチャンスのメッセージ

39歳のある男性がこう聞いてきました。「最近、俺怪我ばかりするんですよ。厄年だし、仕事も影響している気がするんですけど、運気とか関係あるのかな?」彼は海外に登山に行ったり、マリンスポーツをしたりと、活動的な人です。そこで私は、「あなた、幾つ? ただの歳のせいじゃない?」と大笑いして送ってあげました。
厄年というのは、人の成長を認めてあげるめでたい年齢ともいえて、精神とともに身体も成長する区切り。悪い年ではありません。もちろん、年を重ねれば体調の変化もあって当然の事。その程度の事なんです。
そして、続いて起こる怪我は不吉なことではなく、何らかのメッセージなんですよ。変化というのは一見良くないことのように見えても、実は良くなるために必要な出来事なのかもしれない。この男性の場合は、もしかしたら、「歳相応の行動をしたほうがいいよ」と、大きい怪我をしないように前もって教えてくれているのかもしれない。
離婚も人生の大きな変化ですが、世の中には離婚したことに罪悪感を抱いている人がいます。そういう人に私はこう言います。
「あなた、その時に離婚しなければ、よほどひどい事でもない限り我慢し続けたんじゃないですか? もし我慢したらもっと辛い思いをしたことになったでしょう? だから離婚を決心したのは、『自分らしく生きなさい』って神様のメッセージを受け取ったことなんですよ。自分を押し殺して生きてるのはナンセンス!」どんな出来事にもメッセージがあるんです。「自分を生きていますか?」っていうメッセージが。
人の感情は出来事としても現れます。ですから、何か起こったら、そこに示された自分の感情からのメッセージは何かを受け取ることが大事。すべての出来事を良くなるためのメッセージと受け取って生きていけば、人は良き道に自然と導かれるのです。
道で転んだら罰があたった、と言いますが、実はそうじゃありません。辛い思いをしたら、それは良くないことなのではなくて、それはチャンスのメッセージなんです。そういう風に、やって来た出来事に目を背けずに生きる努力をすると、自然と良い事ばっかり起こるようになって行くんです。
もうひとつ、「怒り」という感情は怪我や事故という出来事になって表れます。ですから、怪我や事故が続いたりしたら、ちょっと冷静に自分の生活を見つめ直してみる機会だと受け止めてみてください。もしかしたら知らずにどこかに負荷がかかり過ぎているのかもしれない。大きな出来事で表れた場合の怒りの感情はわかりやすいけど、例えば、愛犬が夜中鳴いて寝不足を起こしているような時。犬は悪くないけど、それだって微量の怒りになるし、蓄積すると知らずに大きな怒りになっているかもしれない。原因がわかれば、解決方法も見つかります。
こんな風に、人は自分が持っている感情で出来事を招くので、大切なのは自分を大切にしてあげる事ですね。

[お役割]

通称みやこ。1967年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。『13の性格』著者。オリジナルの人間学「13導」を用いて、「みんな違ってみんないい」をモットーに資質、才能を伝える。現在は名古屋にオフィスを構え、自称「御用聞き」としてお悩み解決に国内外を飛び回り、若いスポーツ選手や経営者をもチャンスへと導く。最近では、良き日本文化を海外へ広める社会貢献としての活動も行う。自身のお役割は8番の「交流」。リモートによる社員研修や個人セッションをインスタグラム(@miwa_micco)で受け付ける。