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続・思い込みを解けば生きるコトが楽になる

今回のテーマ

他人の思い込みではない、「自分の人生」を生きる

前回から引き続き、思い込みの話。私たちの多くは思い込みで暮らしています。「こんな私、こんなあなた」。その思い込みの角度を変えるコトで自分も相手も変わるのです。ダメ出しされたらチャンス! 人の思い込みの「マイナスな自分」を「良い自分」に置き換えてみましょう。

シアトルの皆さま、こんにちは。私は2月、仕事でロサンゼルスにいました。新型コロナウイルスで大騒ぎの日本では、ほぼ全員がマスクを付けて暮らしているのに、マスクをしない私は「危機感がない!」と娘に怒られるほど。そんな頃にミヤザキは無事アメリカに入国し、フリータイムには大好きなトム・ハンクス主演映画「フォレスト・ガンプ」の舞台となったレストラン、ババ・ガンプ・シュリンプでエビ料理を堪能しておりましたとさ(笑)。危機感は大切ではあるけれど、過剰とは少し違う。それこそ思い込みの話になりますが、「私は無縁」と思い込み、ストレスで免疫が下がらないように面白いコトを考えて笑っているほうが、菌が避けていくように思います。つまり、「バカは風邪を引かない」とは私のコトです(笑)。

さて、思い込みの話に戻りましょう。たとえば、「うちの子どもはマイペースで困る」というご相談。ありがちですが、マイペースになりたくったってなれない資質の人からしたら、うらやましい話です。私なら、それは「ブレない人間」という意味で、将来はトップに立つリーダーになるのではと回答します。計画的な人生からずいぶん外れて今の私があるのですが、思えば親の企みも入っていた人生設計でしたので、現在の「自分だけの人生」になるのに、かなり苦労しました。人の思い込みの「マイナスな自分」から抜け出そうと努力したのです。母はよく私に「集中力がなくて根気がない子」と言っていました。集中力がないのは、そのすべきコトが面白くなかっただけ。ならば自分が集中できるものを見つけたら良いのだと転換していったわけです。それはほんの一例。ほかにも、私はチビなので高い棚には手が届きませんが、春にはタンポポの花が咲くのを早く発見できます。特に美人ではないけれど、おかげで妬まれることもありません。人見知りだから、威嚇していると勘違いされないよう、笑顔を意識して作れるようになりました。人を信用しやすい天然と小馬鹿にされる一方で、情報が入ってきやすいのも事実。会話が下手だと言われるおかげで、絵で上手く説明できます。最後に……ガサツではなく、大らかと言って! という具合に、ダメ出しされた自分の見方を変え、お得な自分を見つけていくと、そもそものネガティブな思い込みから抜け出ていきました。

相手に対してもそうです。思い込みで自分がしんどい時、相手が理解できない時、最後の策はコレです。呼吸法! それぞれの生活があり、呼吸の仕方はざまざまですが、極上の呼吸法も覚えておいてください。寝る前の10〜30分、時間のない方はバスタイムでもいいのですが、呼吸を意識すると潜在意識につながりやすくなります。そして、自分の良いところが見つけられるのです。人は疲れると呼吸が浅くなり、思考が低下します。そうさせないためにも自分をいたわるコトを優先してみてくださいね。次回は呼吸法と併せて、呼吸と臓器の関係なども紹介したいと思います。

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通称みやこ。1967年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。『13の性格』著者。オリジナルの人間学「13導」を用いて、「みんな違ってみんないい」をモットーに資質、才能を伝える。現在は名古屋にオフィスを構え、自称「御用聞き」としてお悩み解決に国内外を飛び回り、若いスポーツ選手や経営者をもチャンスへと導く。最近では、良き日本文化を海外へ広める社会貢献としての活動も行う。自身のお役割は8番の「交流」。リモートによる社員研修や個人セッションをインスタグラム(@miwa_micco)で受け付ける。