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こんな経営者が面白い(36)〜みやこのあなたのお役割に感謝

オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!

今回のテーマ
林直岳先輩のこと 〜4,700のお守りマニア〜
こんにちは。立春は本当の意味での年明けだという説もよく聞きますが、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。春の気配が少しずつ近づき、新しいワクワクの季節が始まりますね。
そんな新しいサイクルの始まりに、心強い味方となってくれるのが「お守り」です。今回は春にぴったりの話。「4,700のお守りと暮らす男」をお届けします。
4,700です。そう、四千七百。「少し集めています」どころの話ではありません。もはや家というより、お守りに守られた空間と言った方がよいかもしれません。その人物こそ、お守りマニアの林直岳さんです。日本の人気テレビ番組「マツコの知らない世界」は、シアトルの皆さんもご存知の方が多いのではないでしょうか。今年1月の放送では林さんが登場し、お守りの魅力を紹介。番組で取り上げられた神社には翌日から長蛇の列ができたそうです。番組の影響力もさることながら、林さんが語ると人々は神社に向かう。お守りの世界を語らせたら右に出る者はいない、そんなレアな存在なのです。

(林さんが代表を務めるデザイン会社:www.sasugadesu.com

実は林さんは、私の芸術大学時代の先輩。後輩たちは親しみを込めて「兄い」と呼んでいました。卒業後はグラフィックデザイナーとしてエリート街道を歩んできた才能の持ち主で、私の会社のロゴも林さんの作品です。
林さんの仕事の特徴は、とにかく「人のストーリーを聞く」こと。依頼者の話をとことん聞いてから形にします。そして出来上がる作品は、毎回うならされる完成度。AIがどれだけ進化しても仕事がなくならない人とは、こういう人のことなのだろうと思います。
林さんの出身は福井県。戦国時代の城下町遺跡として知られる一乗谷朝倉氏遺跡のある土地で育ちました。生まれた年に地中4メートルに埋もれた戦国時代の建物跡を発掘するプロジェクトが始まりました。通学路は発掘現場。時には掘り出されたかめの中で宿題をしたり、お絵描きをしたりして幼少期を送ったそうです。この環境、なかなかあるものではありません。
福井高校デザイン科を卒業後、現在の名古屋造形大学ビジュアルデザインコースへ。当時この学科は倍率40倍という狭き門の花形コースでした。超難関を突破した林さんは、その後東京で学びを続ける中で、ある発想が生まれます。「歌舞伎町の路地に、クリエイターが集まるお社があってもいいんじゃないか?」
普通なら「カフェをやろう」「ギャラリーを作ろう」となりそうなところですが、林さんたちは違いました。神社です。もしその場に私がいたら、きっとこう言っていたと思います。「作るんかい!」と突っ込むコト間違いなし!(笑) そうして「神社をつくろうプロジェクト」が始まり、役割分担が決まりました。林さんの担当は「お守り・絵馬・おみくじ」の研究。ここからお守りマニアの人生が始まります。研究を続ける中で林さんが強く感じたのが、日本の「モノに神が宿る」という思想でした。お守りには御霊(みたま)が入れられ、神が宿る。そして神を家に持ち帰ることができる。その文化の深さに魅了されたのです。
そして現在。林さんの家には、4,700体のお守りがあります。本人は「守られた男です」と笑っていますが、そのコレクションの中には、すでに廃盤となった貴重なお守りも多く含まれています。もう世に出ないお守りを大切に保管している、それは単なるコレクションというより、日本文化の宝物を守っているようなものです。
私が特に好きな林さんの言葉があります。「人にはやっぱり努力がいるんだと思うんだよ。努力して努力して、その最後の少しを後押ししてくれるのがお守りなんじゃないかな」神頼みとは、努力した人の味方なのかもしれません。
もう一つ、林さんから学んだことがあります。それは「神社だって経営なんだ」ということ。お守りのデザインや企画で神社を盛り立てる林さんは、神社コンサルとしても活動しています。この話を聞いてから、私の神社参拝の意味も少し変わりました。以来、おさい銭は小銭ではなく紙幣を入れるようにしています。
林さんには夢があります。それは「お守り博物館」をつくること。館長・林さんのもとで、お守りの文化や神仏、祈りの歴史を学べる場所です。
私が提唱する人間学「13導」でいうと、林さんは7番。どこまでも追求していく人です。きっと4,700のお守り収集もまだ途中。これからも増え続けることでしょう。
お守りに守られた男の夢。その博物館がいつか実現する日を楽しみにしながら、私はそのお手伝いを密かに狙っています。賛同したい方はぜひ! ご一報ください(笑)
みやざき みわ
通称みやこ。1967 年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。お役割鑑定士としてオリジナル人間学「13 導」を提唱し、ワニブックスより人間関係のトリセツ本として前著 『13 の性格』を3 カ国で出版(日本・タイ・韓国)。改訂版となる『13の運命』は、Amazon ランキング(恋愛・結婚部門)第1位。人それぞれのお役割と才能をわかりやすく伝え、企業の経営者や人事担当者、スポーツ選手から個人まで、ビジネスチャンスにつながるようにお手伝い。自身のお役割は8番の「洞察力」。お役割診断ツール:www.oyakuwari13.com リモートでの依頼もインスタグラムで受け付ける。@miccojapan.co