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美美 編

もらいっ子だから、ママが住所書いてくれた。 美美が我が家に来たのは、去年の夏のことです。以前飼っていた猫が去年の2月に22才で亡くなりました。それまでずっといろいろなペットを飼い続けていたのですが、その後半年、何も飼わない状態が続き、静かな我が家が不思議でした。父の病気が長引き、ペットがいた方が両親共に元気になるだろうと考え、動物を救助する意味も兼ねて横浜市の捨て猫のシェルターで、その頃1才くらいだった美美を貰いました。 施設の方のお話によると、とても可愛がられ愛情たっぷりに育てられた猫なのですが、元の飼い主さんのお子さんのアレルギー反応が強くなり、お医者さんから動物はアレルギーを持つ子どもに良くないといわれ、泣く泣く施設に預けられたそうです。抱っこがとても大好きな猫で、ちょっと撫でるとすぐにお腹を出して「もっと撫でて……」と仰向けになります。そのしぐさがとても可愛らしくて母が一目ぼれ。寝ている間も仰向けポーズで長ーく伸びたままで、何を夢見ているのか、こたつの中で仰向けになったまま寝言をムニャムニャ。父のパジャマのウエストを絞る紐が一番のお気に入りで、母が洗濯物を畳んでいる時にこっそり持っていってしまい、それ以来いつもその紐を口にくわえて、「遊んで!」とばかりにもってきて、目の前で落とします。 今日は二日酔いなのだ。 普段はその紐を隠していて(テレビ台の後ろらしい)、遊ぶ時だけ持ってきます。忙しくて遊んであげないと、いつの間にかその紐を口にくわえたまま寝付いてしまうこともしばしば。食べ物では野菜が大好きで、白菜と小松菜は、テーブルの上に置いておくと、いつの間にか食べてしまいます。私達家族は美美の食べ残しの野菜を、味噌汁の具にしていただいています。 まだまだ若い美美ですから、これからも元気でその明るさで我が家を照らし続けて欲しいなと思います。 (MW/東京)