Home シアトル情報 シアトルブログ 日本人がアメリカ系美容院で...

日本人がアメリカ系美容院で失敗するわけ

髪を切ってもらう僕

僕がアメリカに来て2週間たちました。そろそろ髪を切りたいなと思うものの、僕にとってアメリカの美容院といえば、大雑把で注文とかけ離れた髪形になってしまうイメージ。そんな中、アメリカで美容学校に通う1人の日本人女性に出会いました。彼女は日本でも美容学校を卒業しており、日米両方の美容学校を経験しています。英語も不安で美容院から足が遠のいていた僕も、せっかくなのでアメリカの最新ヘアスタイルにしていただくことに。当日は日米のヘアカット事情や違いについて興味深い話を聞くことができました。

まず驚いたのが髪質と頭の形について。欧米人は髪質が柔らかく、比較的頭の形が整っているため、ヘアカットで失敗されても何となくまとまってしまうのだそう。一方僕たちアジア人は、髪が硬く、頭が骨ばっているため髪形が決まりにくいのだそう。なんと不利な話でしょうか。

さらに僕が衝撃だったのは、男性の髪が女性よりも切りにくいということ。男性は髪が短いので、シンプルで手間がかからないと思っていました。実際はショートカットは頭の輪郭が表れやすくなるため、より丁寧さが必要になるのだとか。全体のバランスを考えて切らないと、いびつになってしまうそうです。この話を聞いていて、日本で僕のヘアカットを担当してきた美容師さんの苦労が身に染みるようでした。

大事な商売道具たちアメリカでも日本製が人気だそう

他にもアメリカの美容学校は実践重視。日本にいた頃よりマネキンで練習する時間が圧倒的に少なく、毎日実際のお客様を相手にするそうです。またアジア人の生徒は丁寧な仕事で、お客様からの評判も良いとか。

話を聞きながら、一概には言えませんが髪を切ってもらうならやっぱり日本人が良いと確信したのでした。しかし、日本人の髪質を考えれば欧米人よりも丁寧に扱う必要があるのも納得ですね。私たちがアメリカの美容師さんを大雑把だと感じるのも無理はないと思ったのでした。

東海林岳
山形県出身。2017年8月からインターンシッププログラムのためシアトルへ。趣味はゲーム、漫画、水泳。5歳から始めた水泳は今も続けている。