Home シアトル情報 シアトルブログ コロナ禍でも自分らしく頑張...

コロナ禍でも自分らしく頑張るしかない!

「アメリカにいながら日本企業の就活!

今年7月の時点では、ソイソースでのインターン業務と同時並行でOPT申請結果を待っていました。パンデミックの影響か、なかなか連絡がないものの、深刻に考えることもなく有給インターンに応募していました。しかし、応募できる求人はリモートワークのものがほとんど。ワクチンが実用化されるまでは外出が気軽にできない状況が続くと考えられる中、アメリカに残るべきか迷いました。悩んだ結果、OPT発行を待つためにもすぐには帰国せず、アメリカに残ったまま日本企業の就職活動を行い、内定がもらえそうであれば帰国することを決断。幸い、今は多くの日本企業がオンライン面接を導入しており、時差はあるものの、アメリカからでも就活は可能でした。

午前4時からの説明会や面接で昼夜逆転する日もあるなど、アメリカにいながらの日本企業の就活には面白さも感じました。その一方で、インターンを2社かけ持ちしながらの就活は簡単ではなく、記事執筆、面接、企業研究、そして英語学習を割り当てた1日のスケジュールはとてもハードなものでした。慌ただしく毎日が過ぎていく中、面接で必要な企業研究や自己分析が不十分で、面接官に指摘を受けたこともありました。しかし、面接を繰り返す中で、自分のしたいことがより明確になっていったように感じます。次第に目標が見えてきたせいか、ついに内定を前向きに考えてくれる会社が現れ、対面のプレゼン面接のため、急きょ本帰国を決めました。

最後の最後までバタバタしていましたが、いつか仕事を通してシアトル戻って来られるよう、今は日本での就職活動に力を注いでいこうと思っています。

中山 栞(同志社女子大学英文学部4年)
留学期間:
1年

帰国:2020年8月中旬
留学先:シアトル・セントラル・カレッジ

「留学先で学生に陽性反応が」

新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けやすい立場にいると言える留学生。留学予定であった学校から受け入れを拒否され、渡航そのものが中止となってしまった友人もいました。日本の大学で休学手続きを済ませていたのに、学生ビザが出ずアメリカに入国すらできない状態となり、人生設計が狂ったと思い詰めた時期もあったそうです。時期をずらして留学に再チャレンジするか検討中とのことですが、感染がいつ終息するのか先も見えず、悩んでいると話しています。

交換留学生も、日本の大学から帰国勧告が出され、半ば強制的に帰国しなくてはならなかったケースが多くあると聞きます。留学開始から半年後に感染拡大が本格化し、友だちや先生方に挨拶できないまま急いで帰国したため、不完全燃焼だと語る友人もいます。

また、帰国する留学生が多い中、アメリカでの自粛生活を選ぶ留学生も少なくありません。ある友人は、急速な感染拡大に伴い授業はオンラインに変更されたものの、留学先の大学から陽性反応となった学生が出たと通知を受けた時は怖かったと話します。寮でルームシェアする学生は、プライベート空間がなく、自粛期間は辛かったと言います。

留学に大きな期待と希望を持っていた学生にとって、コロナ禍の影響は計り知れません。少しでも早く、安心して留学できる日々が訪れることを願うばかりです。

菅原瑞穂(明治大学経営学部3年)
留学期間:1年
帰国:
2020年3月ごろ
留学先:シアトル・セントラル・カレッジ

「外出自粛中も英語環境を作るようにしています」

留学生にとって、アメリカでの生活は、英語に慣れるためにも必要だと思います。しかし、今年2月末からクラスが全てオンラインになり、友だちとも会えず、自分だけの時間が増えました。自宅でクラスを受けたあと宿題を済ませ、英語を勉強するわけでもなく、ゲームをしたりYouTubeで日本語の動画を見たりしていました。「これでは日本にいる時と変わらない。アメリカにいる意味は?」と、自分でもわかっているのですが、時間の潰し方もわからないし、することもないのでそんな生活を続けていました。

このコロナ騒ぎで「英語をマスターし、世界で活躍できる人間になる」という目標を忘れかけてしまっていたある日、電話で話していたアメリカ人の友だちから、僕の英語が下手になったと指摘を受けました。すごくびっくりして、同時に悔しかったです。彼と話したその日から、英語の動画を見たり、携帯電話の設定を英語に変えたりして、英語環境を作ることを心がけるようになりました。

今年6月、リモート卒業式を終え、OPT申請の許可が下り、現在もアメリカに滞在しています。友人の指摘のおかげで目標を再確認でき、語学力や大学で学んだ専門的な能力を生かせるよう、アメリカで就活を続けています。何社も応募していますが、多くの返信はコロナ禍のため今は募集をしていないとのこと。しかし、毎日くじけずに、興味のある会社や職種に関してリサーチを行い、積極的にコンタクトを取っています。今は目標を達成できるように頑張るのみです。

西堀弘樹(OPT中)
留学期間:4年
留学先:ワシントン大学

※OPT:専攻した分野と関連のある職種でインターンシップを行うための制度で、1年までOPTの申請が可能。Optional Practical Trainingの略


・元シアトル留学生にインタビュー シアトルは将来の課題解決のカギやヒントが詰まっている
自宅でも続けよう!{タイプ別}英語学習のススメ