冒険心くすぐるトレイルに挑もう
ラニカイ·ピルボックス·トレイル
フォトジェニックなピルボックスで「映え」確実。思い出の一枚をここで
ホノルル市街地から車で片道1時間弱。子どもも挑戦できる一方、坂道はキツく、急な岩肌は滑りやすかったりとスリル満点。30分ほどでたどり着く頂上には、戦時中に建てられた4畳半ほどのピルボックス(戦時中の見張り用トーチカ)が2基。無機質な冷たさを放つコンクリートの防塞は、秘密基地のよう。外壁は色鮮やかなグラフィティが上書きされ、今や立派な映えスポットに。
あまりの美しいビーチにあらがえず、服のままダイブ!
眼前には、海の青と緑が織りなすグラデーションがどこまでも広がり、思わず息をのむ美しさ。岩の斜面を汗だくになって登ってきた人だけが目にできる特別な眺めだ。
帰りは登ってきた道をズルズルと滑るように降りていく。崖肌にはびっしりとトゲだらけのサボテンが生い茂り、先が見えないほど続いている。トレイル入り口から徒歩10分ほどのところには、透明度抜群の「ラニカイ・ビーチ」がある。トレイルの帰りに、ぜひセットで楽しんでほしい。
美しくも、民族紛争の影を落とす悲劇の地
ヌウアヌ·パリ展望台
「ヌウアヌ・パリ展望台」は、ホノルルの市街地から車でおよそ30分。ラニカイ・ピルボックス・トレイルへ向かうパリ・ハイウェイ沿いに現れる絶景がある歴史の舞台だ。1795年、ハワイ統一を進めるカメハメハ大王率いるカメハメハ軍とオアフ島が激突したヌウアヌの戦いの決戦の地とされる。追い詰められ高さ約300メートルの断崖(パリ)から命を落としたオアフ軍人は数百人、あるいは数千人にのぼると伝えられており、実際に1897年から1898年の道路建設中に、約800体もの人骨が発見されたとの記録がある。
展望台はコオラウ山脈のくぼ地にあり、常に強風が吹き荒れる。轟音のように唸り声をあげる暴風に混じってオアフの戦士の叫び声が聞こえるといわれている。また、ヌウアヌ・パリを越えて豚肉を持ち込むと、豚の神・カマプアアと火山の女神・ペレの不和に触れ、車が故障するという迷信が残る、地元きっての心霊スポットだ。
頂上からの絶景。崖へと追い詰められたオアフ軍の戦士たちは最後に何を思い、この光景を目にしていたのだろうか
8月1日(金)には、アップルTVプラスで歴史ドラマ『チーフ・オブ・ウォー』の配信が開始予定。カメハメハ大王とともに戦った伝説の戦士カヤナの物語が、ハワイ統一戦争を背景にダイナミックなスケールで描かれる。作品の世界観をより深く味わうために実際にヌウアヌ・パリ展望台を訪れてみてはいかがだろうか。歴史を肌で感じられる体験になるだろう。
シアトルからの行き方
ホノルルのダニエル・イノウエ空港ダニエル・K・イノウエ国際空港までハワイアン航空、アラスカ航空、デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空などの直行便で約 6時間。


















