Home 観光・エンタメ シニアがなんだ!カナダで再出発 バンクーバーの桜祭り

バンクーバーの桜祭り

IMAG2102 バンクーバーの街中には桜が4万本以上も植っているそうで、言われてみると我が住居の周りの街路樹もほとんどが桜。花見の名所も多く、スタンレーパークやクイーンエリザベスパークなどはピクニックにも最適だ。
4月12日、「バンクーバー・チェリーブ ロッサム・フェスティバル」の一環としてバ ンデューセン植物園で行われた「桜デー・ジャパンフェア」に初めて行ってみた。バ ンクーバーの桜祭りは、市内の公園やアート・ギャラリー等を会場に4月いっぱい各地でいろんな行事が開催される。例年は吉野種が満開になるのに合わせて夜間イルミネーションも行われるが、今年は2週間も早く開花したため、寒山などの八重桜 を見ながらとなった。
シニア料金11ドルを払って受付の建物に入ると、「バンクーバー生け花協会」の作品が置かれた一室があり、別の一角には切り絵などの工芸品、日本茶、抹茶入り生チョコレート等の販売に交じって在バンクーバー日本国総領事館がテーブルを構え、日本紹介の無料パンフを配ったりJETプログラムの説明を行ったりしている。シアトル総領事館在籍中にはシアトルの桜祭りに主催者側の一員として40年近く関わってきたので懐かしく思い出したが、今年はビジターとして訪問するのと、初めてのバンクーバーの桜祭り体験ということと相まって気分はウキウキ。
同フェアには日本食レストラン10軒も参加し、4月中は「桜メニュー」と銘打って「桜ロール鮨」、「春のデザートと桜茶」などの特別メニューが提供された。メイン広場に向かう途中には、木材工芸、日本酒の試飲会、俳句講座、アニメやTVジャパンのテントがあり、見慣れたアニメのキャラクター 衣装をまとった若者が集まっていた。芝生の真ん中に設置されたステージでは若い女性が日舞を披露中。食べ物の屋台、フードトラックが10軒以上並んでおり、どこも大忙し。私は懐かしさも手伝って、たこ焼き(6個 $5)と、タコの代わりにエビとホタテ貝が入った「大阪焼き」(7個 $7)を買って昼食代わりにした。「大阪焼き」は聞いたことがなかったので「大阪名物?」と尋ねたら独自の発案といわれ苦笑い。まあそれもいいではないの。
昼食後は、バンクーバーで人気の居酒屋「Guu」のシェフがオリジナルスープ の調理方法を英語で教えるデモンストレーションを、最前列に座って見学。ここで教わったチキン、野菜、和風スープ3品の作り方を、忘れる前に我が家で作って試食してみたく、シアトルの友人の来訪を手ぐすね引いて待っているところ。

[カナダで再出発]

滋賀県生まれの団塊世代。京都産業大学卒業後日本を脱出。ヨーロッパで半年間過ごした後シアトルに。在シアトル日本国総領事館に現地職員として39年間勤務。政治経済や広報文化などの分野で活躍。ワシントン大学で英語文学士号、シアトル大学でESL教師の資格を取得。2013年10月定年退職。趣味はピックルボールと社交ダンス。