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似合わない服が増えていく原因? 理想の肩にシェイプアップ!

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

肩のトレーニング

寒い冬は厚着しがちで、体のさまざまな部分が目立たなくなります。意識しないままたるんでいく体形に、薄着の季節が来てから後悔することはないですか? 今からエクササイズすることで、次の春、夏のファッションに自信が持てます。肩のシェイプアップが整うと、男性はまずスーツを着た時など見た目から違います。ムキムキになる必要はありませんが、多少の張りがあることで貫禄が出るものです。女性の場合も、肩を出したファッションのみにあらず。肩と腕のメリハリができると、着られる服のオプションが広がります。和服も肩のシェイプアップ次第で着こなしに差が出ます。

肩は突き出ている横幅に注目してしまいますが、肩をきれいに見せるためには前と後ろにも気を配る必要があります。また、自分の理想に応じてエクササイズで集中すべき部分も変わります。たとえば、男性はスーツ姿を考える場合、肩全体に膨らみを持たせたほうが良いでしょう。スーツの肩部分のパッドは主に上部だけなので、横や後ろが平らになっているとちょっと格好が付きません。女性の場合は、肩幅が広がるとムキムキ感が目立ってしまうので、横よりも前後の肩の筋肉を動かすことで、肩幅を広げずに形を整えることができます。

バランス良く肩の筋肉をエクササイズすることは、肩の可動範囲を広げ、けがの防止や生活習慣における作業の効率化にもつながります。たとえば、車の後部座席に置いたバッグを取ろうと腕を伸ばしたら肩を痛めたというケースや、洋服のかかったハンガーを上に吊るすにも肩が上がらないという問題はよく聞かれます。今回ご紹介するエクササイズは、肩のシェイプアップと同時に可動範囲も考えて選びました。特に最初に紹介するスイマーズ・プレスは、可動範囲を中心としたエクササイズなので、最初のうちは痛みを感じる方でも、続けていくと徐々に可動範囲が広がってきます。残りの2つは肩の横と後ろのパート別エクササイズです。

肩はデリケートな部分でもあるので焦らずゆっくり行いましょう。写真ではダンベルを使っていますが、水の入ったボトルや缶詰なども活用できます。また、肩の力が弱かったり、痛みがあったりする場合は、何も持たずに始めてもOK。週2回を目安に肩作りを行ってみてください。

今月のトレーニング

STEP 1
スイマーズ・プレス

10〜15回 2、3セット 道具:ダンベル

写真クレジットKota Shimada

胸を張り、足は肩幅に開いて立ち、手の平を自分に向けた状態で顎の高さに来るように腕を曲げます。その状態から手の甲を自分に向けた状態になるよう腕をひねりながら頭の上に伸ばします。この際、肘までしっかりと伸ばしましょう。そして、腕を元の位置に戻します。ゆっくり行うほうが肩の関節への負担が軽減されます。もし肩が痛くて腕が上がらない場合は、痛みのない範囲で行いましょう。

STEP 2
サイドレイズ

15〜20回 2、3セット 道具:ダンベル

写真クレジットKota Shimada

胸を張り、足は肩幅に開いて立ち、下ろした状態の腕を伸ばしたまま、体の前で手を合わせるように動かします。姿勢を保ちながら、腕を横に持ち上げます。ポイントは肘が肩の高さまで来ること。手が若干下がっていても問題ありません。肩の高さまで肘が上がったら、その状態をキープし、ゆっくり元の姿勢に戻します。回数を重ねて肘が上がらなくなったら無理に続けず、休憩を挟んで行いましょう。痛みのある場合は肘を痛みの感じない高さまで上げるようにしてみてください。

STEP 3
リアレイズ

15〜20回 2、3セット 道具:ダンベル

写真クレジットKota Shimada
写真クレジットKota Shimada

前屈姿勢で行います。バランスが不安定、あるいは腰に痛みのある場合は、椅子やソファーに座った状態でもできます。腕を伸ばした状態でお腹の真下辺りで手をそろえます。座って行う場合は膝の下になります。この状態から姿勢を保ったまま、腕を横に肩の高さまで持ち上げます。腕を肩の高さまで上げたら、その状態をキープし、ゆっくり元に戻します。サイドレイズ同様に、肩に痛みのある方は痛みのない高さまで行いましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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シアトル地域レドモンドを拠点とするプライベート・トレーナー。インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、1998年より個人、グループ、企業に向けてフィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う。