新しい趣味からキャリアチェンジまで ベルビュー・カレッジ 生涯学習プログラム

 

―生涯学習プログラムとはどういうものでしょうか？

ベルビュー・カレッジはもともと2年制でしたが現在は4年制の大学となり、準学士号だけでなく学士号取得にも対応しています。また、難しい入学試験もなく、誰でも受講できるオープン・エンロールメント制のコースとして、短期間で専門分野を学ぶサティフィケート・プログラムや、趣味から実践的な技術まで多様なクラスを設けた生涯学習プログラムも充実させています。生涯学習プログラムをメインに開講する北部キャンパスでは、あらゆる年代の人が学んでおり、長期休暇には子ども向けのクラスもあります。専門技術をさらにブラッシュアップさせたい、キャリアチェンジのための新しいスキルを身に付けたい、アートや語学をちょっと学んでみたいなど、多様なニーズに対応します。

学びたいという意志さえあれば簡単に履修登録でき、それでいて非常に質の高い授業を受けられるのが、カレッジで学ぶ最大のメリット。働きながら通う人も多いため、夜間クラスや、オンライン授業もあります。リタイアした人向けに「テロス」という割引制度のあるコースも設けています。

―どんな授業を受けることができますか？

大学は春夏秋冬の4期制ですが、生涯学習プログラムは1日だけのワークショップから10週間のコースまで、年間2,000以上ものクラスがあります。ダンスやガーデニング、陶芸にDIYと、実に多岐にわたります。

たとえばアート系で特に人気が高いのは、写真と絵画のクラス。写真だけで9種類、絵画に至っては写生から水彩、油彩まで17種類もそろいます。受講をきっかけにプロのアーティストになった人もいるんですよ。語学クラスもさまざまで、トラベル会話クラスでは、個人旅行や出張などを想定し、各国の言語や文化、マナーなどを総合的に学べます。シアトルらしく、サイバー・セキュリティーやゲーム・デザイン、データ・サイエンスなどテック系のクラスも需要があります。そのほか、プロジェクト・マネジメント、HR、リーダーシップといったソフトスキル分野のクラスも豊富です。

生涯学習プログラム受講生の大半は女性ですが、テック系に絞ると断然男性が多くなります。キャリアアップや転職のために受講する人が目立ちますね。そういった人には「キャリア・イマーシブ」というコースが用意されていて、高度な専門知識を一定期間びっちり学べます。コース終了後には転職のための準備ができている、そんな内容です。日々の仕事が忙しい人向けには、自分のペースで学習を進められる完全オンラインのクラスもあります。オンラインとはいえ、ちゃんと「クラスメート」も存在し、ディスカッションが必要な場面も。また、人材育成に積極的な企業と密に連携するベルビュー・カレッジでは、手厚い就職サポートも受けられます。それぞれのクラスは単発での受講が可能ですが、サティフィケート・プログラムで資格を取得したい場合には、決められた内容の必修授業をセットで履修する必要があります。

―英語が苦手でも大丈夫ですか？

学術的なクラスでは、ある程度の英語力が必要になりますが、アート、ヨガなど手や体を動かすタイプのクラスは比較的受けやすいと思います。講師によるデモンストレーションを実際に目にしながらチャレンジできるので、英語に自信がなくてもぜひトライしてみてください。

逆に英語力をまず身に付けたいという人は、ESLクラスを受講する選択肢もあります。ESLとは、イングリッシュ・アズ・ア・セカンド・ランゲージの略で、英語を母語としない人のために大学が提供している英語補強クラスです。だからと言って、ESLクラスを受講したら必ず大学に進学しなければならない、ということはありません。ベルビュー・カレッジのESLクラスは6段階のレベル別になっていて、最初に受ける英語力判定テストでクラスが決まります。日常生活に必要な表現はもちろん、最終的には大学の授業を受けられるまでの英語力を身に付けられます。

ベルビュー・カレッジで大切にしているのは、受講者の全員が「ラーニング・アウトカム（学んだ成果）」を得られるようにすること。それは、キャリアアップであれ、趣味の幅を広げて人生を豊かにすることであれ、人それぞれです。気軽に体験してみてください！