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〜新茶を一番美味しく飲むには〜

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5月後半から「杉本の新茶」がシアトルのお店に並ぶようになりました。前回お話しした通り、新茶は春に収穫された茶葉を100%使用した貴重なお茶です。せっかく買った新茶。その良さを最大限楽しんでいただくため、今回は新茶の楽しみ方、淹れ方をご紹介します。

新茶を楽しむために、まずその特徴的な成分である「テアニン」と呼ばれるアミノ酸に注目する必要があります。テアニンは旨味成分であり、早い時期に収穫された茶葉ほど多く含まれます。苦渋味であるカテキンやカフェインと違い、テアニンは低い温度のお湯にも素早く溶け出すため、新茶はぬる目のお湯で淹れると旨味が引き立ちます。僕が個人的におすすめしたいのは、冷・新茶です。冷水を使って淹れた新茶で、苦渋味が非常に少なく、テアニンが凝縮された非常にまろやかで美味しいお茶になります。通常より少し大目の茶葉(大さじ大盛り1杯)に、冷水350cc(12オンス程度)と氷を入れ、10分ほど待てば出来上がり。これからの暑い季節にピッタリで、少し贅沢な冷茶です!
最後に、新茶に多く含まれるテアニンには、リラックス効果があると言われています。テアニンを摂取した時の脳波を調べた研究のよると、テアニン摂取時にはリラックスした時に現れるアルファ波がでるとのこと。これから暑い夏。冷・新茶で贅沢なリラックスタイムをお楽しみください!

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[ホッとなお茶話]