街角をぶらり旅するように、日本やアメリカの酒蔵、ワイナリー、ブリュワリー、蒸溜所を訪ね歩く。そこで出会ったお酒や人々、そして料理とのペアリングを、シェフならではの視点でご紹介します。
料理と日常に寄り添うワシントン・シラー
ブーム・ブーム! シラー
ワシントン州らしさを感じさせるワインブランド、チャールズ・スミス・ワインズ(Charles Smith Wines)。その中でもシラーの定番として親しまれている一本がブーム・ブーム! シラーです。ネーミングとラベルの大胆さとは裏腹に、料理としっかり向き合える懐の深さを持ったワイン。グラスに注ぐと、ブラックベリーやプラムを思わせる黒系果実の香りが立ち上がり、黒コショウやスパイスのアクセントが重なります。口当たりは力強く、果実味が前に出ながらもタンニンは角がなく、飲み進めるほどにバランスの良さが際立ちます。
Boom Boom! Syrah
香り ★★★★★(熟した黒果実とスパイスの立体的なアロマ)味わい ★★★★☆(果実味豊かで力強く、バランスの取れた構成)
飲みやすさ ★★★★☆(フルボディながら重すぎず、食事と合わせやすい)
個性 ★★★★☆(ワシントン・シラーらしい存在感)
おすすめ ★★★★★
シェフのコメント
個人的に相性の良さを強く感じているのが、トレーダージョーズの韓国風ビーフ・ショートリブ、いわゆるカルビです。甘辛いタレと肉のうま味に、ブーム・ブーム! シラーの果実味とスパイス感が重なり、とてもバランスの良い組み合わせになります。手軽に用意できて満足感も高く、おいしいからつい何度も買ってしまう、定番ペアリングの一つです。
総評
ブーム・ブーム! シラーは、特別な日のためのワインというより、「今日の食卓を一段おいしくしてくれる赤ワイン」。セーフウェイやトータル・ワインなど身近な店で手に入りやすく、トレーダージョーズのカルビのような普段の食卓の一品とも自然に寄り添ってくれます。ワインと料理、どちらも気負わず楽しみたい日に、ぜひ試してほしい一本です。















