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鍼灸師・東洋医学療法士 中島敦子さん

患者さんに話を聞きました

この日、治療院を訪れていたのは手術後の膝の痛みとドライアイに悩むジーナ・バーカーさん。一見何の関連性もない2つの症状も、東洋医学では密接に結び付いているそう。丁寧な問診を重ね、1本1本鍼を刺すごとに、ジーナさんの反応を確認しながら治療を進めていく。

治療前は120度しか曲がらなかったジーナさんの膝は治療後には100度まで曲がるようになった。また治療中、希望すれば頭の指圧もしてくれる。あまりの気持ち良さに眠ってしまう患者さんも多いとか。

「鍼だけでなく、こういった施術を組み合わせてくれるのがうれしい。一時の痛みを抑える従来の薬よりも、ここで受ける“手当て”が私には、とても良いの」と語るジーナさんは、中島はり指圧治療院のファンのひとり。

 

ソイソース記者が体験してきました!

首と肩の慢性的なコリを相談したところ、なんと足に鍼を刺し始めた敦子さん。足の経絡への刺激が首や肩に作用するそうで、不思議なことに肩にも首にも1本の鍼を刺すことなく、症状が驚くほど改善!重たかった首と肩がすっと楽になった。鍼を刺す行為自体に痛みはほとんどなく、ずーんと響いてくる鍼独特の感じにも次第に慣れていく。

治療中は鍼を刺すタイミングに合わせて適切に呼吸をするよう合図をしてくれるのに加え「大丈夫ですか?」と常に声をかけて、絶えずこちらの様子を気にかけてくれるのもとても心強い。急性の痛みは比較的治りが早く、1回の治療で痛みが完全に取れることも少なくないとか。

治療院はベルビューのダウンタウン至近。清潔感いっぱいで、鳥のさえずりと子どもたちの元気な笑い声が心地よく響く落ち着いた雰囲気だ。

 

それでも鍼が怖いという方には
鍼治療に使われる鍼はどれも髪の毛ほどの細さ患者さんの希望や症状に合わせて複数の鍼を使い分けて治療をする

どうしても鍼が苦手・怖いという方には、刺さない鍼の「超旋刺(ちょうせんし)」だけでなく、鍼を皮膚に当てるだけで患者さんは何も感じない「接触鍼(せっしょくしん)」や、金、銀、ステンレス製の細い棒状のものを皮膚に当てるだけの「てい鍼(ていしん)」という方法もある。皮膚に刺す鍼は全て使い捨てで衛生的。

てい鍼用の棒

 

穏やかで温かい人柄の敦子さん。小さい体に大きなパワーを秘めている。年齢を重ねながらも次の目標に向かってひとつひとつ着実に歩み続ける。とても前向きで聡明な女性だ

中島敦子さん

中島はり指圧治療院
2223 112th Ave. NE., #201, Bellevue, WA 98004
診療時間:9am~6pm 休診:日木
☎360-488-6777 atsuko@nakajimaacutherapy.com
www.nakajimaacutherapy.com

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2020年6月まで北米報知社でセールス・マネジャーを務める。北海道札幌市出身。2017年に夫の赴任に伴ってシアトルに渡るまでは、日本で広告代理店に勤務し、メディア担当、アカウント・エグゼクティブとして従事。ワシントン大学でMBA取得後、現在はシアトル発のスタートアップ、Native English Instituteのマーケティング担当として日本市場参入準備に携わる。趣味はテニスで、大会(とその後の打ち上げ)の再開を心待ちにしている。