シアトルで活躍するEtsyアーティストたち

ナチュラルな作風にほっとする陶器の数々
さちさん

楽しい食卓を演出する器は、いつもの物と変えるだけで盛り付けしやすく、料理もおいしそうに見えるかも。さちさんによる日常使いの陶器はナチュラルからポップまでデザインは多岐にわたり、見ているだけでワクワクする。さちさんが陶芸を始めたのはシアトルに来てから。仕事と家の往復だった日々の中で何かを始めたいと思い立ち、以前から興味を持っていたろくろのクラスを受講し、すっかり魅了された。「今でも陶芸では、ろくろ作業がいちばん好きな時間。土を触っていると無になれる瞬間があり、心地良さを感じます」

制作のヒントとなるのは、ネットやSNS、雑誌などで目に留まった器や、この料理に合う器があったらいいなというイメージであることが多いと明かすさちさん。「ありがたいことに自宅で陶芸ができる環境にありますので、思うままに作っています」。

食器棚で眠ってしまうことがないように使いやすさを意識して制作している。さちさんの器は手入れも楽で、ほぼ全てが電子レンジ、食洗機に対応。口に触れても安全な釉薬を使用する。「お客さんから毎日使っていると聞くとうれしくなります。そんな風に日常に溶け込んでいる器であって欲しい」。

今は出身地、福岡県の小石原焼の技法「飛び鉋（とびかんな）」の習得を目指す。将来、さちさんの作品のひとつとして登場するのが待ち遠しい。

 

さち■福岡県出身。大学留学を経てシアトルに暮らし17年。趣味で始めた陶芸でろくろに魅了され、陶芸教室に3年間通う。子育てが落ち着いた2017年に自宅で陶芸を再開。2018年よりイベントへの出店やネット販売を開始。委託販売、カスタム・オーダーも受け付けている。 インスタグラム@Sachisunnycreation www.sachisunnycreation.etsy.com

 

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