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就活の反省点〜科学者JJの就活日記 Vol.7

Vol.7 就活の反省点

これまでの就活を時系列でまとめると、1社目は2021年5月に新卒で内定をもらい6月から1年勤務、2社目は2022年5月に内定をもらい6月から勤務開始。どちらも、就活を本格的に始めてから2カ月以内に満足の行く内定をゲットできたものの、今振り返ると反省点も多くあります。そこで今回は2回の就活を総括し、「ここをこうすれば良かった」と思うポイントをシェアします。

まず新卒時の就活でのいちばんの反省点は、「急ぎ過ぎた」こと。6月8日で卒業だったのに、内定が出たのは4月29日で、働き始めたのが卒業翌日の6月9日。夏休みのことを一切考えずに、ファイナル最終科目の翌日からフルタイムで働き始めてしまいました。いったん社会人になってしまうと、1カ月以上の長期休暇を取るのは至難の技です。もちろん、内定を早めにもらうのはうれしいことなのですが、勤務開始日は交渉の余地があるので、卒業後に1カ月ほど休んでから働き始めたら良かったと、悔やんでも悔やみ切れません。

そして次の反省点は、「給料の交渉」について。これは、両方の就活に当てはまります。働き始めてからわかったのですが、同じポジションでも個々で給料は変わってきます。自分より経験も少なく、学位も低い同僚に給料は負けているなんてことも。人事のやり方として、基本的に少し低めのオファーでスタートし、志願者の反応次第で交渉の有無を決めることが大きく影響しています。僕としてはある程度満足できる内容だったため、それ以上交渉することはありませんでした。ですが、自分よりあとから入った同僚などが、交渉の末に5,000ドルのボーナスや、数千ドル高めの年収を条件にサインしていたと聞くと、多少苦々しく思います。

最後の反省点としては、「転職の意思を同僚に早く話し過ぎた」こと。実際に転職が決まり、オファーにサインをしたのは5月中旬でしたが、4月末にはチームほぼ全員に僕がそろそろ辞めることは伝わっていました。これは転職時に最も後悔したことです。やはり辞める意思がある人がチーム内にいると、全員の士気が下がってしまいます。毎朝出社するたび、僕のオファー状況に関する話題となり、仕事に集中しにくい環境を自分で作ってしまっていました。今後、また転職する際には、正式に決まるまで口を固く閉ざすつもりです。

少しは皆さんの参考になりましたか? 次回は2022年6月から働き始めた転職先での仕事内容やスケジュールを紹介します!

JJ■1999年生まれ。韓国出身。5〜19歳を日本で過ごし、19歳からシアトル郊外にて暮らす。ワシントン大学卒業後、製薬会社で化学者として働く。