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転職先が決まるまで〜科学者JJの就活日記Vol.6

Vol.6 転職先が決まるまで

モチベーションの向上と給料アップを目指し、新卒で入社した製薬会社を1年で去ることに決め、本格的に転職準備を開始したのは2022年4月のことでした。しかし、手を挙げるだけで転職が決まるほど甘い世界ではありません。

まず、自分にとって転職で譲れない条件を書き出しました。引っ越すつもりはないので、家から通いやすいこと。給料は最低10%増。できれば、より規模が大きい製薬会社。この3つの条件を軸に転職活動を行うことにしました。

もともと働いていたオフィスも車で片道10分強と近い部類ではあったのですが、ちょうど近所に製薬会社のオフィスが集まっていることもあり、ロケーションは家から車で10分以内に限定。4月11日・12日の2日間で9社 10ポジションに応募しました。その中の2社は規模が大きく給料も2割ほど上がる本命ですが、ほかの7社は条件次第という心持ちでした。

大きな動きがあったのは4月15日。本命2社のうち1社から電話があり、4月26日にZoom面接を設定してもらえました。3人のマネジャーと40分間話しましたが、やや微妙な感触。5月2日には同じ会社の別ポジションのリクルーターから連絡があり、5月4日に面接できることに。こちらは1対1で手応えも抜群でした。

どちらかのポジションに採用されたらいいなと考えていた矢先、5月16日に内定の知らせが舞い込みました。聞くと、最初に面接をした3人のマネジャーが、僕のことを気に入ってくれたそう。すぐにオファーレターも届きました。給料は10~18%増の希望を伝えていたのですが、なんとそのマックスの額! それに加え、サイン・オン・ボーナスとして1万ドルも付けてもらえたので文句なしです。オフィスは家から車で5分と近く、会社の規模も世界有数。即断でサインをし、翌日には勤めていた会社に辞表を提出しました。

結果だけ聞くとスムーズだったように思えるかもしれませんが、実際は苦労が多く、失敗もいくつかしてしまった今回の転職活動。次回は、経験からの学びをシェアしたいと思います

JJ■1999年生まれ。韓国出身。5〜19歳を日本で過ごし、19歳からシアトル郊外にて暮らす。ワシントン大学卒業後、製薬会社で化学者として働く。