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申込金(Application Fee)や押さえ費用(Holding Fee)とは何ですか?

テナントが大家に申込金や押さえ費用を渡すということは、大家はその物件をテナントが入居するまで他人に貸さないことを保証するものです。大家が申込金や押さえ費用を受け取るということは、テナントの気が変わり引っ越しをやめてしまうという状況を避けるために、通常行われるものです。テナントの入居後には、大家はこの費用を敷金(Security Deposit)か初月の家賃に充てなければなりません。もし大家が不当に敷金や初月の家賃に充てなかった場合にテナントが大家を訴えて勝訴すれば、大家は費用の2倍までの金額を請求されるかもしれません。

最終月の家賃の前払い(last month’s rent)とは何ですか?

最終月の家賃の前払いは、原則、Depositと呼ばれているものとは異なります。大家はそれを最終月の家賃にだけ充てることができ、例えば修繕費用などに充てることはできません。大家のリクエストで退去日が早まった場合、大家はこのお金を返さなければなりません。

コンディション・チェックリスト(Condition Check-In List)とは何ですか? それはもらうべきですか?

もちろん! 入居の時は必ずコンディション・チェックリストを入手すべきです。物件の清潔さや家具・器具の状態が記されます。入居前にすでにあった損傷について入居後、大家と揉めなくてもいいように、このリストに記入するのはとても重要です。

リストには物件内全ての損傷を記載し、たとえ大家がすぐに修理すると約束したとしても、見つけた損傷は全て大家に伝えてリストに入れてもらいましょう。テナントには既存の全ての損傷をリストに入れるよう主張する権利があります。ですから、リストが100%正確だと納得できるまでは絶対にサインするのはやめましょう。

テナントが損害保証金(Damage Deposit)を払った場合、大家はこのリストをテナントに渡す必要があります。そしてテナントと大家の両者がリストにサインし、忘れずにコピーをもらい、安全な場所に保管しておきましょう。もし紛失した場合は、大家に無料でコピーをくれるよう頼みましょう。

もしも入居後に損傷を見つけたら、どうしたらいいですか?

チェックリストにサインした時は気付かなかった損傷を入居後見つけたら、大家に早急にその損傷をリストに追加するように話して下さい。もし大家が断ってきたり追加するのを忘れているようなら、新たに損傷を発見したことと、その損傷は自らが作ったものではないことを書いた手紙を送りましょう。手紙の中で新たに見つけた損傷をリストに追加するよう頼むことも忘れないように。それを大家に送り、自分の手元にも一部残しておきましょう。もし損傷が大きかったり、大家が追加するのを拒否した場合やサインした後に損傷を見つけた場合は、その損傷を写真やビデオに撮っておきましょう。

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