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相性が悪い!と思う人ほど相性が良い?

今回のテーマ

パートナーの良いところ探し

人は本能で相手を引き寄せるもの。実は、引き寄せた相手は、自分にないものを持った可能性があります。違いは想定内と心得て、「良いところ探し」を行うのが、パートナーとの円満の秘訣に。

以前にも何度か書いたことがあるのですが、人間というのは「本能」で人を引き寄せます。人は常に成長していくために「本能」または「フェロモン」によって、自分にないものを補おうとします。たとえば、駆けっこが遅い人は足の速い人を選び、理系は文系を選ぶ、というような具合で、知らずに引き寄せます。

なので、ずばり!あなたの隣にいる腹の立つ愛しい人は、自分を成長させるために現れたお姫さま、または王子さま!! もう今さら、お互い変わらなくても、あなたが不得意なことを彼は得意、ということはあるでしょう。まだ発見できていないなら、探してみませんか? ふたりに足らないことより、足りていることを探してみる。真面目に取り組むと気付きがあって、面白いかもしれませんよ。

そうは言っても、価値観があまりに合わないというのは、あるでしょう。育った環境が違う。習慣そのものも違う。朝ご飯を食べてから歯磨きをするのか、しないのか? 歯磨きひとつ取っても、家庭によって違うわけです。そこをどうすり寄せていくのか。「想定内」を増やして向き合っていくしかないのです。

ミヤザキも、できたら同じ人と長く添い遂げたいと思ってはいます(笑)。けれど、バツイチになってしまった。うちの家族は占いや統計学、医者など、人のデータに精通している人が多かったので、相性が良くない元夫との結婚を勧められることもない。となると、相性は良かったはずですよね。けれど、ダメでした。最大の原因は、自分の父と比べてしまったこと。子どもへの教育、金銭感覚など価値観もいろいろ合わないところがありました。

いろんな講演会などに呼ばれて、「相性が合わないと思う人ほど相性良し!」と語ってきました。あなたの成長を本当に授ける相手なんですよってね。そうなると会場は「今さらだわ〜」と爆笑の渦になります。ある講演会では、こんな声が聞かれました。「私ね、夫とは早くに離婚したんです。でも仕事はずっと一緒にしていまして、ミヤザキさんの言うところのベストパートナーなんですよ」って。これをどう捉えるのか? 夫という括りでなければ、求めず期待せず、うまくいったのではないか、ということもあるのです。その方は素敵な女性でしたので、別れる際には当人同士でしかわからない事情があったのでしょう。

心理学で、こんな話があります。ある国では、結婚するまでに価値観を共有するテストを受けるのだそう。それもありだな、と思います。次回は、そんな恋愛から結婚に至るメンタルについて書きたいと思います。

現在進行形の方は、パートナーをよく観察し、自分と違って相手が得意なことを探してみましょう。そして、未婚の方は次回にご期待ください。

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通称みやこ。1967年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。『13の性格』著者。オリジナルの人間学「13導」を用いて、「みんな違ってみんないい」をモットーに資質、才能を伝える。現在は名古屋にオフィスを構え、自称「御用聞き」としてお悩み解決に国内外を飛び回り、若いスポーツ選手や経営者をもチャンスへと導く。最近では、良き日本文化を海外へ広める社会貢献としての活動も行う。自身のお役割は8番の「交流」。リモートによる社員研修や個人セッションをインスタグラム(@miwa_micco)で受け付ける。