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ジブリ映画を思わせる地中海の穏やかなリゾート・タウン、ドブロブニク(クロアチア・カンパニア州)

ドブロブニクの旧市街この景色を見てハッとなる方もいるのでは

1991年に旧ユーゴスラビアから独立してできた東ヨーロッパの国、クロアチア。最南に位置するドブロブニクは回廊状の海港によって本土と分断され、飛び地になっています。きれいなビーチから歴史ある旧市街まで魅力いっぱいのリゾートです!

ビーチ沿いの名物洞窟バーへ

洞窟の中で冒険家気分に浸りながらランチを

宿泊したラパド地区はホテルが軒を連ね、ビーチを眺めながらゆったりと食事を楽しめるレストランも多い。徒歩圏内に旧市街へ行くバス停も見つかるので、アクセスには困らない。

ビーチ沿いの坂を少し上っていくと見えるのが、5つ星ホテルのモレ。にぎやかな中心地から少し離れ、落ち着いた雰囲気のある人気ホテルで、ユニークなケーブ・バーも経営している。その名の通り洞窟の中に造られており、ひんやりとした空気が気持ち良い、まさに隠れ家スポット! 豊富なドリンクに加え、ハンバーガーなどのカジュアルな食事も楽しめる。照り付ける太陽でほてった頬を冷やしながら飲むカクテルは、一段とおいしく感じられる。透明のガラスの床が張られ、奥深くまで続く鍾乳洞をスリリングに探検できる空間も用意されており、写真撮影にピッタリ。

鮮やかさ100%の海と赤レンガの光景はまさにあの映画の世界観!

洞窟の中で冒険家気分に浸りながらランチを

ドブロブニク・ビーチは白い砂浜が広がるエリアに多くの人が集まる。おすすめはそこから徒歩3、4分ほどの岩場だ。海沿いの道路からやや急な階段を下りると、数組しか入れないような海に直結する空間が。人影はなく、深さのある海にゆっくり入れる。特筆すべきは、その海の色にある。リゾート地の海はどこもきれいだが、ここの海は独特の透明感と鮮やかさを放つ。アドリア海の美しさを堪能できる最高の場所だ。

ドブロブニクの旧市街にも出かけてみよう。ジブリの名作「魔女の宅急便」のモデルとなった街である。どこまでも広がるきらめく海、凛々しくそびえ立つスルジ山、赤レンガの屋根。潮風を巻き込んで吹き注ぐそよ風の匂いさえ、まさにあの世界観を連想させるようであった。

猫が多いことで知られるドブロブニク猫もゆったりお昼寝できるのどかさが印象的な街

旧市街を囲む城壁を一周する散歩コースもドブロブニク観光のハイライト。写真を撮りながらゆったりと回って1時間くらいだが、意外と距離があるので要注意だ。夏場はとにかく暑いので、水分補給や休憩を挟みながら楽しんで欲しい。入場料は大人200クーナ(約30ドル)と安くはないが、行く価値は十分。1979年に世界遺産登録され、「アドリア海の真珠」とも呼ばれる美しい旧市街を訪れる人はあとを絶たない。素朴な雰囲気を残しながらも、海と山に囲まれた街並みはまさに絶景。体力を使うが、間違いなく訪れるべきスポットである。

シアトからの行き方

残念ながらシアトルからの直行便はない。乗り継ぎ便でドブロブニク国際空港を利用するか、ザグレブ国際空港から国内線やバスを使って向かうこともできる。ドブロブニクの空港から、バスだと1時間ほどで美しい海岸沿いの景色とご対面だ。