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自然医療で身体に優しく健康を取り戻す フェミクリニック

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ナチュロパス(自然医療医師)の 加藤亜希子院長

ベルビューのフェミクリニック(Femme Clinique)は、婦人科の自然医療を専門としている。 同クリニックの院長でナチュロパス(自然医療医師)の加藤亜希子さんに、自然医療にはどういう治療法が用いられるのか、健康のために日常的に気を付けたいことなどについて話を聞いた。

訪れる患者さんは当然女性が多い。訴える症状には、生理不順、更年期前後にありがちなホットフラッ シュ(突然暑くなる症状)、就寝時に汗が出て眠れない、不安感、不眠症、鬱など。「中には、それらの症状に対してお医者様から処方された薬を全部摂っている人もいます。その場合は、それでいいのかということも見直していきます」

体重が増える、または運動して食べ物にも気をつけているのにやせな いという悩みを抱える人がいるが、 やせるやせないに関しては、食べ 物と運動だけでは解決できないんです。」コレステロールや血糖値に問題があるか もしれない。アレルギーがあれば慢性の炎症から身体の働きが低下してメタボリズムが悪くなり、それがやせにくいことにつながる可能性もある。「コレステロールは善玉、悪玉の数値だけではなく、心筋梗塞など他の病気の リスクがあるのかどうかも確認しなくてはなりません。」治療法としては、すべての症状を総合的に見ながら、「例えば血糖値が高い人には、インシュリンの働きを活発にさせるように膵臓をサポートする治療を施したりということができます」

更年femmeClinique_20141110_1 期の問題には、ナチュラルホルモンリプレイスメントと呼ばれるバイオ同一ホルモンセラピーが用いられ る。これは人の身体に優しいホルモン療法として用いられており、従 来使われているものよりも格段に 副作用が少ないことから注目されている治療法だ。

若い女性には、疲れる、眠れない、寝てもすぐ目が覚める、そわそわして不安になるという症状や、生理不順、不妊などの問題を抱える人が多く、中には髪の毛が抜けるという悩みを持つ人もいる。そうした場合、原因は一つではないが、一般的に副腎のサポートが大事だと加藤さんは言う。

こうした治療にはボタニカルハーブを用いる他、栄養指導やライフスタイルの見直し、ストレスマネジメントなどのアドバイスもする。職場では仕事、家に帰れば妻であったり母であったり、それぞれの役割をこなして行くうえでストレスが溜まっていくのは必然。 「それを抱え込まないようにするには、自分の時間を作ることが大切です。」 運動など、自分だけの時間を毎日少しずつでもいいから作ることで、身体に本来備わっている治癒力を発揮できるようになるのだという。

意外に軽視されているのが睡眠の重要性。 「人間や動物は寝ている間に身体の修復をしているので、眠りはとても大切なんです。」しかも、睡眠時間を一日でも削ったらそれは取り戻せないそうだ。美容と健康のために、毎日ちゃんと寝よう。

同クリニックは婦人科だが、年に一度の健康診断、血圧、血液、尿検査などの定期検診、子宮がん検診、乳がん検診のオーダーなどを取り扱っており、ファミリードクターの役割も しているそうなので、家族で気軽に相談にでかけてみてはどうだろう。

Femme Clinique
1900 116th Ave. NE, # 200, Bellevue
☎ 425-274-2777
femmeclinique.com