イズ・ウェルネス〜ヘルス・コーチングが 新しい人生に踏み出すきっかけに

日本でも少しずつ認知が広がるコーチング。スポーツでコーチを付けるように、定期的に会って状況を振り返ったり後押しを受けたりすることで人生のゴール達成を目指すというものだ。

ハルさんこと関 栄実さんがイズ・ウェルネスで行うのは「ヘルス・コーチング」と呼ばれるもので、栄養学を取り入れながら、減量やストレス管理などをサポートするアプローチ法となっている。「人にはそれぞれフィットするライフスタイルや食事法があります。私から指示やアドバイスをするというより、クライアント自らが目標設定し、その実現に向けてここを変えよう、こういう食生活を取り入れようと自分で意思決定していけるようにコーチングします」と、ハルさん。食事以外にも、仕事、家族、人間関係、趣味、運動、スピリチュアリティ—などから幸福感を得て「心の栄養」を取り入れられるようにすることで、総合的なウェルネス向上につなげる。「ライフスタイルを見直しながら、自ら改良案を考えてもらうことがポイントです。私は聞き役になりつつ、質問を投げかけることでアイデアを引き出すこともしていきます」

ハルさんの6カ月間プログラムでは、月2回、約1時間のセッションを重ねていく。「新しい食生活やライフスタイルを定着させるまでには最低でも6カ月間かかると言われます。人生を見直したいと漠然と思っている方も、まずライフスタイルを変えてみることで、心が変わり、体も変わり、新しい一歩が踏み出せるはずです」。更年期に入って体調不良や心の変化に不安を感じ始めている女性、子育てを卒業する人生のフェーズに来ている方にぜひ体験して欲しいと、ハルさんは話す。自身も、離婚を経験した40代に、急激な心と体の不調を経験している。「急に疲れやすくなり、喪失感や焦燥感といったそれまで持ったことのない感情も出てきて動揺しました。なんとか今の自分を立て直さなくてはと、このプログラムを学び、体と心の両軸で自分を見つめ直すことで、いろいろな気付きと精神的な成長を得られました。人はいつでも変われるということを、より多くの方に知ってもらえたらと思います」

ハルさんのコーチングは、減量の成果に定評のあるニューヨークの統合食養学専門学校（IIN：The Institute for Integrative Nutrition）で学んだ栄養学とコーチング手法に、日本でライセンスを取得したピラティスを独自に取り入れたもの。そのため、減量だけでなく、美容や筋力維持の効果も期待できるとハルさんは言う。新たなスタートを切るために、まずは自分自身のライフスタイル改善から始めてみては？