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ドーセ・ドーナツ・カンパニー/Doce Donut Co〜人気のお店訪問

勢いの止まらないシアトルのドーナツ・シーンに、新たなジャンルが仲間入り! ウォーリングフォードに、中南米テイストのドーナツが味わえるドーセ・ドーナツ・カンパニーがオープンしました。

取材・文:本田絢乃

ドーセ・ドーナツ・カンパニー/Doce Donut Co

店名のドーセはスペイン語で数字の12を意味するしばらくの間は行列を覚悟して

オープンしてすぐさま、行列が途切れない繁盛店としてシアトルっ子を虜にしているのが、南米出身の一家による手作りドーナツだ。24時間発酵させたブリオッシュ生地を揚げることで、ボリューミーだけれどもふわふわ食感の軽い仕上がりを実現。5月6日のグランド・オープンには100名以上が列を作り、用意されたドーナツは1時間ほどであっと言う間に完売した。

確実に購入するには、開店前の到着がマスト。ユニークなフレーバーが6~8種類ほどショーケースに並ぶ。トップはメレンゲ、底はチョコレート、フィリングにカスタード・クリームが詰まった甘党にはたまらない「トレス・レチェス」がシグニチャー。そのほか、「メキシカン・ホット・チョコレート」、「グアバ・コン・ケソ」など、どれもおいしそう!

右からザ・リサ ($5.50)、チューロ($5)、トレス・レチェス($6.50)、上が抹茶シュガー($4.50)

コーヒーも提供シアトルに本社for MurphyMadeを置くフルクラムコーヒーロースターズの豆を使用している

筆者のおすすめは、ストロベリーとハイビスカス・ティーのフロスティングでコーティングされた「ザ・リサ」。見た目より意外にもあっさりとした味わいで、酸味と甘さのバランスが完璧なのだ。日本 人としては「抹茶シュガー」も気になるところだが、抹茶の風味より砂糖の甘さが勝ってしまっているのが惜しい。「チューロ」は、シナモン・シュガーとキャラメル・ソースがたっぷり! 残りのフレーバーを試すのも楽しみだ。

個性豊かなビジュアルがSNSでも人気を博し、現在は生産量を増やすべく検討中とのこと。今後の拡大に期待したい。

 

Doce Donut Co

4106 Stone Way N., Seattle, WA 98103
営業時間:火~金 8am~、土 9am~ ※なくなり次第終了
定休:日月
info@docedonut.com
www.docedonut.com

大阪府出身。2021年3月より、夫の赴任によりシアトルへ帯同。東京で約10年、ファッションPRの仕事に従事していた。趣味はカフェ巡り、バレエ鑑賞、アート。