シアトルの知恵ノート
シアトルで活躍するさまざまな専門家の方に、知っておくと暮らしが豊かになるヒントを聞きました!
おうちでネイルケア
新型コロナウイルス感染症予防でこまめに手洗いをするようになったうえ、暖房による室内の乾燥が気になる季節ということもあり、手荒れに悩む方は多いのではないでしょうか。
スキンケアはどうしても顔やボディーに意識が向き、爪は意外と忘れてしまいがち。そこで今回は自宅でできるネイルケアと、よく聞かれる爪トラブルについての対処法を紹介していきます。
きれいな爪をキープするには保湿と栄養が不可欠
爪は骨ではなく皮膚の一種で、タンパク質であるケラチンからできており、水分や油分を含んでいます。水分と油分を失うと割れやすくなるなどトラブルの原因になりますので、ヘアケアやスキンケアと同様に保湿が大切。ネイルオイルを爪と爪の裏側、爪周りに塗り、さらに油分のあるハンドクリームを重ねて、保湿を心がけましょう。
また、健康な爪を保つためには、爪の主成分であるケラチンの合成に必要な、ビタミンB7と呼ばれるビオチン、そしてたんぱく質をしっかりと摂取することが重要。爪に栄養を与えるのは血液なので、貧血の症状があると爪に十分な栄養が行きわたらなくなります。ひどい鉄分不足となると爪が指と逆方向に反ってしまうこともあるため、鉄分をしっかり取るようにしましょう。
正しいセルフケアの仕方を身に付けよう
健康な爪は1週間で約0.7ミリ、1カ月で約3ミリ伸びると言われます。一般的に使われる爪切りですが、実は爪への衝撃が大きく、二枚爪や深爪の原因になる場合もあります。爪やすりで少しずつ削るようにしましょう。深爪になると、そこから雑菌が入って炎症が起こることも考えられます。爪は意外とデリケートなので、深爪など過去に受けたダメージがあると、イエローラインと呼ばれる黄色いアーチ部分がきれいな弧を描かずガタガタになるなど、見た目に影響してくることも。爪をきれいに伸ばすには、正しいセルフケアがカギとなります。
●自宅でできる爪の整え方
①爪やすりを爪の先に斜め45度くらいで当てる。
②爪の先端が左右に偏らないようにするため、まずは先端を深爪にならない程度に平らに削り、 爪の両サイドから先端に向かい角に徐々にカーブをつけるようにすると、均等に整いやすい。
③セルフネイルをしている場合は甘皮も整える。市販のキューティクルリムーバーを爪周りの甘皮部分に垂らし、爪を傷付けないよう、木製スティックなどで甘皮を優しく押し上げる。
④最後にネイルオイルやハンドクリームでしっかり保湿を。血行促進に、第一関節と爪の間を少し強めにギュッとツボ押し。睡眠時間にしっかり保湿ができるよう、寝る前に行うと良い。
また、爪トラブルが起こってしまったら以下を参考にしてみてください。
二枚爪:爪は3層からできており、その上の層がはがれている状態が二枚爪。爪がもろくなっているので、衝撃を避けるためにも爪切りの使用をやめ、爪やすりで優しく尖った部分を整えて。爪を保湿することで、爪自体を強くしていきましょう。
爪に筋がある、爪がボコボコ:足の爪で先端が靴に当たることが頻繁にあると、爪母基が圧迫によるダメージを受け、凸凹のある爪に。また、爪の縦筋は乾燥が原因なので保湿ケアを。
自爪が健康で整っていると、ジェルやポリッシュも美しく仕上がり、持ちもグンと良くなります。内臓疾患からくるサインが爪に現れることもあるので、少しでも異常を感じたらかかりつけのドクターへ相談しましょう。
ブティックネイリシャス at Y’s Nail (Boutique Nailicious at Y’s Nail)
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