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第29回 久しぶりに日本へ一時帰国。高齢の親のこと、いまのうちにやっておきたいことは?〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

第29回 久しぶりに日本へ一時帰国。高齢の親のこと、いまのうちにやっておきたいことは?

夏にかけて日本へ一時帰国する人が多くなる時期です。久しぶりに日本の家族に会ったとき、親の「老い」を目の当たりにすることもあるでしょう。普段の生活では気づきにくい「老化のサイン」。一時帰国で滞在期間が限られているからこそ、「これだけはやっておきたい」高齢の親への対応について紹介します。

通販の品物が山積み! 請求書があちらこちらに散乱! お金の管理はできていますか?

久しぶりに独り暮らしの親が住む実家へ行ってみると、通販で購入したサプリメントや食品の段ボール箱が山積みされている。到底一人では食べきれない大量のお菓子の箱が押し入れから出てきた。それらの請求書は整理できておらず、衣類の中に紛れていたり、支払いが滞って督促状が届いていたりすることも。こうしたケースは高齢による物忘れや認知症の初期サインである可能性があります。公共料金や保険、税金の支払い、通帳や印鑑の保管など「お金の管理」がきちんとできているかを確認してみましょう。これらは「介護が必要か否か」を見極めるための氷山の一角であり、ほかの症状が潜んでいることもあります。

人間ドックや脳ドックで検査を!
早期発見で今後の対策を考える

認知症は早期発見・早期対応をすることで進行を遅らせることができ、家族もこれからの対応を具体的に考えることができます。そのためにも早めに専門医を受診し、物忘れ外来や脳ドックの検査を受けておきましょう。また、高齢者は内臓機能や手足の筋力、視力や聴力といった身体能力も年齢とともに衰えてきます。これは自然なことですが、この機会に人間ドックを受けて現在の健康状態を把握しておくことも大切です。かかりつけ医だけでなく、専門医を受診することにより、普段は気づかない「ちょっとした変化」「何かおかしい」というサインに医師が気づいてくれるケースも多くみられます。人間ドックや脳ドックは検査を受けてから結果が出るまでに2週間から3週間かかりますので、一時帰国の際はできるだけ早い段階で親と一緒に受診することをお勧めします。検査に抵抗を示す親も多くいますが、無理に説得するのではなく「健康で長生きしてほしいから」「検査が終わったら一緒においしいご飯を食べに行こう」など楽しい話題に結びつけながら話してみましょう。
一時帰国中は、親は嬉しさのあまり普段よりも元気にふるまい、高齢による日常生活の不便さを見せないようにしてしまいがちです。ちょっとした変化を早めに察知し安全で快適な暮らしをサポートしていきたいですね。
時代は変わりました。「家族だけで介護を抱える時代」ではありません。自分だけで悩まず、専門家のチカラを借りてチームを組んで前に進んでいきましょう。私たちはあなたの応援団です。いつも全力で応援しています。
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問い合わせフォーム:https://forms.gle/K4eRfvm1Da1cWyTb6
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横畠 文美
■一般社団法人Hearth(ハース)代表理事。国際介護アナリスト。ベネッセスタイルケアにて高齢者住宅の立ち上げや広告宣伝等に携わった後、41歳で退社し、夫婦で7カ月かけて世界各国の高齢者施設200カ所以上を訪問。これまでに取材した高齢者やその家族は2,000人を超える。「介護を通じて日本と世界を幸せに」をモットーに活動中。 サロンドハース salon_de_hearth