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夢の国でエンターテインメントめぐり オーランド(アメリカ・フロリダ州)

夢の国でエンターテインメントめぐり
オーランド(アメリカ・フロリダ州)

テーマパークが大渋滞のオーランドで、2大巨頭と言えば、世界最大のディズニー・リゾートであるフロリダ・ウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)とユニバーサル・オーランド・リゾート(以下UOR)。2日間でどちらも回るという贅沢かつ無謀(?)な旅を決行しました。

(取材・文:加藤 瞳)

テーマパークを遊び尽くす オーランドに来たらユニバーサルオーランドリゾートは外せない

みんなが全力でテーマパークを楽しむ街

フロリダ州オーランドは、まさにエンターテインメントの街だ。筆者はWDWとUOR の2大パークを2日で回るという強行スケジュールを試みた。結論から言うと、完全に失敗。オーランドを本当に楽しむには間違いなく1週間は必要だ。ケネディ宇宙センターにシーワールド、レゴランドと、行きたい場所はほかにもいろいろある。

まずWDWだが、その面積は東京ディズニーランドのおよそ50倍! サンフランシスコとほぼ同じ大きさだというから驚きだ。4つのテーマパークと、夏には2つのウォーターパーク、直営宿泊施設が20以上と、WDWだけでひとつの街を形成している。1日の滞在では全く足りない!

とにかく盛りだくさんなので入念な事前リサーチが不可欠。とはいえ、普段ディズニーに行きつけていないので、少しでも別世界を体験できて十分に満喫。ハロウィンかと思えるほどの子どもたちのプリンセス率の高さには驚かされた。

まるで映画の中に入ったかのような気分に

UORは、ユニバーサル・スタジオ(以下USF)と、アイランズ・オブ・アドベンチャー(以下IOA)という2つのテーマパークを併せ持つ。ハリウッドにあるユニバーサル・スタジオが映画製作の舞台裏を見せるコンセプトを打ち出すのとは趣を異にする。

少し高いが1日で両パークを回れる「パーク・トゥ・パーク・チケット」の購入が絶対おすすめ。なぜなら、ハリー・ポッターのアトラクション「ザ・ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター」は両パーク各エリアにまたがり、ホグワーツ特急に乗って移動する仕組みで、乗車には共通パーク・チケットが必要だからだ。IOA側のホグワーツ城で記念撮影をしたら、同パーク内のホグズミード駅で特急列車に乗り、USF内のキングス・クロス駅へ移動しよう。ハリポタの世界を忠実に再現した車内にも注目。

昭和生まれの筆者はインディ・ジョーンズのアトラクションを目当てに、中折れ帽までかぶって行ったが、ミニオンズなど最近の映画ばかりで大ショック。しかし、ホグワーツ特急に乗り、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンとの記念撮影も果たしたので大満足だった。

それにしてもオーランドは暑い! 万全の暑さ対策とこまめな水分補給で挑んで欲しい。

デイトナ・ビーチにちょっと寄り道

全米から車ファンが集まるデイトナビーチカーショー

フロリダのビーチと聞いて真っ先に思い浮かぶのはマイアミだが、実はほかにもたくさんのビーチがある。デイトナはオーランドから北へ車でおよそ1時間の場所に位置する「古き良き保養地」といった趣のビーチだ。

アメリカの自動車レース発祥の地であり、毎年開催されるさまざまなレースには全米から車ファンが集まる。また、ビーチ内の一部は車で走れるため(時速10マイル以下)、砂浜をドライブという珍しい体験ができる。

土産屋、ホテルなど、街並みはどこを切り取っても、まるで時間が止まったかのような雰囲気。のんびりするには持ってこいだ。テーマパークのついでにビーチも楽しみたいという人は、ぜひ立ち寄ると良いだろう。

┃シアトルからの行き方

アラスカ航空、デルタ航空の直行便で約5時間30分。WDWへはオーランド国際空港から直行バス、マジカルエクスプレスが運行し、無料で利用できる。また、WDW-UOR間は予約式のシャトル・サービスがある(有料)。

加藤 瞳
東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨーク市立大学シネマ&メディア・スタディーズ修士。2011年、元バリスタの経歴が縁でシアトルへ。北米報知社編集部員を経て、現在はフリーランスライターとして活動中。シアトルからフェリー圏内に在住。特技は編み物と社交ダンス。服と写真、コーヒー、本が好き。