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シーホークス生観戦にはお金と辛抱が必要

シーホークスの本拠地センチュリーリンクフィールド

スーパーボウルで優勝して以来、シーホークスの人気はうなぎ上り。センチュリーリンク・フィールドでぜひ試合を見てみたい! と思うファンは多く、 チケット入手が非常に困難になっています。

チケットは通常、チームから直接買うか、チームから買った個人やブローカーの転売物を買うかの二通りです。前者は定価購入できるのが魅力ですが、ス タジアムの6万8千席のうち、大半はシーズンチケットとして売約済み。一般発売開始日に購入できるのは6千席程度で、15分余りで売り切れてしまいま す。

それならシーズンチケットを買えばいいのですが、購入資格を得るための順番待ちリストがあり、それすら定員の1万2千人に達しているため、順番待ち の順番待ち状態です。昨季のシーズンチケット購入者の99.6パーセントが今季も継続購入したそうで、空きが出るのはかなり先。また、10試合分を一括 購入しなければならないため、一度に大きな出費となります。

自由に座席を選べるのが、転売サイトの魅力です。しかし、地元で絶大な人気を誇るシーホークスのチケットは、平均転売価格がNFL一高いと言われ、最 安値で160ドル。11月末のピッツバーグ・スティーラーズ戦は相手も人気チームのため、定価62ドルのチケットに230ドルの値がついています。30ドルで お釣りがくるセントルイス・ラムズのホームゲームとは雲泥の差です。

活発な転売チケット市況を目にし、今季は遂にシーホークスも変動価格制を導入。従来ブローカーへ回していたチケットのうち2千席分だけですが、転売 サイトの相場に連動させた価格で発売しています。これではチームから直接買うメリットがなく、ファンには不評。座席が売れ残っている試合もありま す。

予算に上限なし。とにかくいい席を早く! という方なら、シーズンチケット購入資格を買い取ることも可能です。両サイドライン中央の座席はチャー ターシートと呼ばれ、チケット購入権利にあたるチャーターシートライセンス(CSL)料を払った上で、初めてチケットを購入できる仕組みになっていま す。このCSLを買い取って、名義変更すれば、あなたも晴れてシーズンチケット購入者の仲間入り。

ただ、チーム公認売買サイトを見ると、1座席あたり1万2千ドルから6万7千ドルの売値。CSLは一度払えば、シーズンチケットを継続購入する限り有効と はいえ、ゴルフ会員権並の投資額です。チームから直接買う場合は幾分かは安い上、CSL不要のシーズンチケット席も多いですが、いずれも順番待ちは避 けられず。というわけで、シーホークス生観戦には、並ならぬ資金と辛抱が必要です。

[スポーツウォッチング]