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デルタ航空、シアトル・タコマ国際空港 新ラウンジ利用体験

モダンなデザインの新ラウンジ。天井が高く、開放的な空間
▲︎モダンなデザインの新ラウンジ天井が高く開放的な空間

昨年10月、デルタ航空はシアトル・タコマ国際空港に2つめのラウンジ「デルタ・スカイクラブ」をオープンした。新ラウンジはコンコースAとBの間に位置し、2階建ての造りで400名以上が着席可能。設計デザインは「水」をテーマに、曲線を生かした開放的で広々とした空間造りがなされ、搭乗までの時間をリラックスして過ごすことができる。天気が良い日には窓からマウント・レーニアの素晴らしい眺望も楽しめる。

窓からは滑走路とマウント・レーニアの眺望を楽しめる
▲窓からは滑走路とマウントレーニアの眺望を楽しめる

室内装飾にはシアトルのローカルアーティストの作品が数多く用いられ、まるでミュージアムを訪れたかのようだ。

ラウンジ内では軽食、飲み物(一部有料)、電源コンセント、WIFI、新聞(日本語・英語・中国語)、コピー機、シャワールームが無料で利用可能。有料のスパ・サービスも併設されている。

軽食カウンターで一番人気のビーチャーズ・ マカロニアンドチーズをいただく。濃厚なチー ズとマカロニの組み合わせが食欲をそそる
▲軽食カウンターで一番人気のビーチャーズマカロニアンドチーズをいただく濃厚なチーズとマカロニの組み合わせが食欲をそそる

ビュッフェスタイルの軽食は、ローカル食材を使用したメニューが特徴で、シアトルのチーズ専門店「ビーチャーズ(Beecher’ s)」のマカロニアンドチーズ、クラムチャウダー、アジアンヌードルサラダといった人気メニューを提供。バーカウンターには各種ビール、ワイン、リキュール、カクテルのほか、こちらもローカル産に力を入れており、ワシントン州産のワインやウォッカ、クラフトビールなど豊富な品揃え。バーカウンター横にはスターバックス・コーヒー社のコーヒー豆を使用したエスプレッソマシンが置かれているのも、実にシアトルらしい。

バーテンダーのアンソニーさんおすすめのワシントン州産 ウォッカ。ほんのりと香るウォッカのテイストはグレープ、 コーヒー、ハニー、スパイスとユニーク。グラスウォッカ
▲バーテンダーのアンソニーさんおすすめのワシントン州産ウォッカほんのりと香るウォッカのテイストはグレープコーヒーハニースパイスとユニークグラスウォッカ $20

 

長時間のフライト前後にぜひ利用したいシャワールームは全6室。入口受付で予約後に利用する。備え付けのシャンプーやコンディショナーなどのコスメティックスは、ニューヨーク生まれの注目ブランド「マリン・アンド・ゴッツ(Malin+goetz)」。デンタルケア、ヘアドライヤー、タオルなどのアメニティグッズも充実している。

さらにリラックスしたい時には、スパ・サービスへ。「アサンダ・スパ・ラウンジ(Asanda Spa Lounge)」ではイスに座ったままの姿勢でマッサージ施術が受けられ、メディテーション(瞑想)用の音楽と映像とともに施術を行うユニークなコースを用意している。スパ製品も多数販売しており、気に入った商品はその場で購入も可能。マッサージ料金は20分50ドルから。

アイパッドなどのデジタル機器を駆使した最先端のスパ・ サービスルーム
▲アイパッドなどのデジタル機器を駆使した最先端のスパ・
サービスルーム

このラウンジは、デルタ航空のビジネスクラス搭乗券または有効なデルタ・スカイクラブメンバーシップ保持者が利用可能。それ以外であっても、ラウンジ1日利用券($59/人)の購入もできる(デルタ航空クレジットカード保持者は$29)。一部有料サービスにはマイレージ利用も可能。空港での待ち時間を有効活用したい人にとても便利なラウンジだ。

取材・文:長谷川麻由 写真:越宮照代